2025年のJRPAアワード大賞を受賞することになった“モリゾウ”こと豊田章男会長 二輪・四輪のモータースポーツシーンの写真を世界各地で撮影するプロフェッショナル・モータースポーツフォトグラファーの日本唯一の団体である、日本レース写真家協会(JRPA)は、「その年一番のフォトジェニック」を選ぶJRPAアワードを会員63名の投票で決定し、2025年のJRPAアワードに豊田章男氏が、特別賞にスポーツランドSUGOが選出された。
JRPAでは2005年から毎年、「その年一番のフォトジェニック」を選び表彰するJRPAアワードを会員全員の投票で選出してきた。このJRPAアワードは記録や戦績だけではなく、むしろその競技においていかにフォトジェニックで、フォトグラファーの“写心”をくすぐる存在であるかで決定するものだ。
競技スタイルや立ち振る舞いがフォトグラファーにとって魅力的であり、常に話題や撮影機会を提供しうる存在であり、“いかに「アツく」してくれるか”と言う視点で選ばれているほか、JRPA会員の取材活動に対して紳士的な協力があり、親和的に接することができているかなど、それらが総合的に評価されている。
対象はドライバーだけではなく、これまで多くのチーム、メーカー、車両が選出されてきたが、2025年はトヨタ自動車会長として、日本自動車会議所会長として、またスーパー耐久未来機構(STMO)理事長として、ROOKIE Racing代表として、そしてひとりのクルマ好きのドライバー“モリゾウ”としてさまざまな話題を提供してきた豊田章男氏がJRPAアワード大賞に選出された。
また、2025年に50周年の節目を迎え、これまでさまざまなレースで多くの名シーンを提供してきたスポーツランドSUGOが特別賞に選出された。大賞、特別賞の選出理由は下記のとおりだ。
●JRPAアワード 2025『大賞』:豊田章男氏(MORIZO選手)
自らレーシングドライバーとしてさまざまなレース、ラリーに挑戦。スーパー耐久シリーズでは、カーボンニュートラルへの飽くなき挑戦の最前線に立ち活躍してきた。またトヨタ自動車会長として、ROOKIE Racing代表として、そして2025年から日本自動車会議所の会長に就任し、『クルマをニッポンの文化に!』をキーワードとして、日本のモータースポーツの発展、国際交流にも尽力した。また、その立場にも関わらず我々フォトグラファーに対しても多くのシャッターチャンスと、爽やかな笑顔を提供いただいた。
●JRPAアワード 2025『特別賞』:スポーツランドSUGO
1975年に国内有数のモータースポーツ・レジャー施設としてオープンし、今年で節目の50周年を迎えた。その間、数々の二輪四輪カテゴリーの全日本選手権の開催はもとより、カート、モトクロス、スーパーバイクなどの世界選手権も開催。数々の撮影機会を提供していただいた。
●JRPAアワード歴代受賞者(敬称略)
第1回 (2005年)大賞:服部尚貴/特別賞:伊藤真一第2回 (2006年)大賞:鈴鹿サーキット/特別賞:北川圭一第3回 (2007年)大賞:ヨシムラジャパン/特別賞:大嶋和也第4回 (2008年)大賞:松田次生/特別賞:石井正美第5回 (2009年)大賞:ホンダNSX/特別賞:青山博一第6回 (2010年)大賞:小林可夢偉/特別賞:伊藤真一第7回 (2011年)大賞:水谷勝/特別賞:アンドレ・ロッテラー第8回 (2012年)大賞:中嶋一貴/特別賞:中須賀克行第9回 (2013年)大賞:山本尚貴/特別賞:加賀山就臣第10回(2014年)大賞:中嶋一貴/特別賞:亀谷長純第11回(2015年)大賞:TEAM IMPUL/特別賞:ヤマハ発動機株式会社第12回(2016年)大賞:KONDO RACING/特別賞:中須賀克行第13回(2017年)大賞:横浜ゴム株式会社/特別賞:有限会社ハルク・プロ第14回(2018年)大賞:TEAM KUNIMITSU/特別賞:成田亮第15回(2019年)大賞:LEXUS TEAM LeMans WAKO'S/特別賞:サイドスタンドプロジェクト第16回(2020年)大賞:TEAM SUZUKI ECSTAR/大賞:山本尚貴×牧野任祐第17回(2021年)大賞:SUBARU BRZ R&D SPORT/特別賞:中須賀克行第18回(2022年)大賞:TEAM IMPUL/特別賞:小椋藍第19回(2023年)大賞:立川祐路/特別賞:佐々木歩夢第20回(2024年)大賞:山本尚貴/特別賞:小椋藍
[オートスポーツweb 2025年12月15日]