フェラーリ、2026年型F1マシンの発表日を公表。新世代への準備は“スペックA”カーでスタート

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2025年12月20日 08:10  AUTOSPORT web

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2025年『F1 75 Live』でのフェラーリ『SF-25』のローンチ
 フェラーリF1チームが、2026年型F1マシンの発表日を明らかにした。スクーデリアは、2026年型F1マシンをプレシーズンテスト開始の3日前に披露し、同日にシェイクダウンを行う計画だ。

 レギュレーションの大規模な変更により次世代F1マシンが登場する2026年シーズンに向け、フェラーリは、1月23日にニューマシンを披露する。その直後にチームのプライベートテストコースであるフィオラノにてシェイクダウン走行が行われ、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが、コース上で初めてマシンの感触を味わうことになる見通しだ。

 チーム代表フレデリック・バスールによると、チームは非常に過酷なスケジュールに直面しているという。

「間違いなくアグレッシブなスケジュールだ。ローンチの前日にマシンの組み立てを完了させるからだ」と、バスールはマラネロで行われた年末恒例の記者会見で語った。

「ローンチは1月23日にマラネロで行う。つまり、マシンが完成するのは22日ということになる。これはアグレッシブなやり方だが、最終的にはどのチームも同じことをするだろう」

 発表日は確定しているものの、新時代最初のフェラーリF1マシンの名称については、依然として厳重に伏せられている。バスールは、それを事前に明かすつもりは一切ない。

「それはローンチの一部だ。その時になれば分かる。皆の楽しみやすべてを台無しにしたくはない」

 プレシーズンテストの最優先事項は、マシンを正しく機能させることであると、バスールは言う。

「誰もがそうだと思う。この状況で最も重要なのは走行距離を稼ぐことだ。パフォーマンスを追いかけることではない。信頼性の観点から、マシンにおける技術的選択が正しかったかを検証するための走行距離を得ることだ」

「その後にパフォーマンスを引き出していく。つまり、(最初のテストの)バルセロナには、どのチームも、いわゆる“ミュールカー”ではないものの、言ってみれば“スペックA”のマシンを持ち込むことになるだろう」

「かつての9日間のテストがあるという状況には、もはや慣れていない。ここ4、5年は3日間だった。これは利点でもあるが、同時にまったく異なるプログラムになる。この種のシーズンで最初の目標は、信頼性を確保することだ」

「(前回のパワーユニット変更があった2014年の)最初の数戦では、リタイアの割合が非常に高かった」とバスールは振り返る。

「つまり、バルセロナでの最初の焦点は、マシンで走行距離を稼ぎ、信頼性を理解し、どこを改善すべきか、何に対して即座に対応すべきかを把握することになる」

「なぜなら、もし(最初の)バーレーン(テスト)で問題に気づいたとしても、2回目の(バーレーン)テストまでに(開幕戦)オーストラリアに向けた対応をする時間はないからだ」


■2026年F1発表イベント

●1月15日 レッドブル/レーシングブルズ●1月20日 アウディ●1月20日 ホンダ(パワーユニット)●1月23日 フェラーリ●1月23日 ハース●1月23日 アルピーヌ●2月8日 キャデラック●2月9日 アストンマーティン


■2026年F1プレシーズンテスト

●1月26日〜30日(スペイン・バルセロナ)※非公開●2月11日〜13日(バーレーン)●2月18日〜20日(バーレーン)

[オートスポーツweb 2025年12月20日]

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