
全盲のシンガー・ソングライター佐藤ひらり(24)が20日、横浜の横浜ベイホテル東急でクリスマスディナーショーを行った。新潟県出身の佐藤が地元以外でディナーショーを行うのは初めて。
公演前の主な一問一答
−ホテルでのディナーショーです
新潟ではやったことがありますが関東では初めてです。
−従来のライブと違うところは?
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どんな人たちにも寄り添えるようなクリスマスソングを入れます。マライア・キャリーさんの「恋人たちのクリスマス」やみんながノリノリになれる松任谷由実さんの「恋人がサンタクロース」をやったり、そして子供たちもいらっしゃるので「ジングルベル」もやります。私が今までやってきた曲も。これは久しぶりに私の歌を聞いてくださる方もいるので“こんな風に歌えるようになりましたよ”っていう近況報告です。今回、初めて私の歌を聞いてくださる方もいらっしゃるので“私はこんな人です”という感じで、原点の曲もやらせてもらおうと思っています。
−先日、今年を振り返る言葉で「助走」と言っていました。もう一つ加えると何がありますか?
「種まき」です。
−来年に6年ぶりのCDをリリースしたいと話していました。その種まきですか?
曲作りはもちろんやっています。今まで作ってきた曲も40〜50曲たまっているのでCDにしたいです。そして最近は、普段歌ってないJ−POPを歌ったりと“未来の種”になることをやっています。
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−夢の1つが「尊敬するスティービー・ワンダーとの共演」です。今年、少しは近づくことができましたか
多分、半歩ぐらいだけ近づいてます(笑い)。
−21年8月開催の「東京2020パラリンピック」開会式で「君が代」を独唱してから4年がたちました。振り返っていかがですか
あれから4年ですが「自分は何もできていない」と思った時もありました。でも今年は大阪万博で歌うことができました。歌をちゃんと続けて自分と向き合い続ければ、届く人にはしっかりと届くんだということを見せてもらった1年でした。
−あらためてファンにメッセージをお願いします
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メッセージが一番苦手なんですけど…。私は今を楽しみながら、自分の未来と夢を多くの人に言い続けながら、1歩1歩ではありますが着実に前に進んでいるので、皆さん、どうぞこれからも温かく見守っていただけたらうれしいです。
◆佐藤(さとう)ひらり(本名佐藤英里)2001年(平13)5月28日、新潟県三条市生まれ。24年3月に武蔵野音大卒。11年に自費制作CD「みらい」を発表し、売り上げ100万円を東日本大震災の遺児に寄付した。14年にミニアルバム「なないろの夢」でデビュー。21年に三条市で初の「市民栄誉賞」。22年に新潟県の「観光特使」。148センチ、血液型A。
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