【M−1】優勝たくろう、勝因は同期の言葉を信じなかったこと?「これは書いておいてください」

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2025年12月22日 04:01  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

「M−1グランプリ2025」で優勝した、たくろうの赤木裕(左)ときむらバンド(撮影・松尾幸之介)

結成15年以内で争う漫才日本一決定戦「M−1グランプリ2025」決勝が21日、都内で行われ、結成10年目で初進出のたくろうが第21代王者に輝いた。ドンデコルテ、エバースとの最終決戦を制した。過去最多1万1521組の頂点で賞金1000万円などを手にした。


1次ラウンド、最終決戦共に挙動不審な赤木裕(34)の言葉に、きむらバンド(35)が突っ込むスタイルで展開。格闘技のリングコールや米ドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」を題材に赤木のボケが出る度に爆笑を誘った。


会見では2本目のネタが今年11月にできたばかりだったことを明かした。最終決戦進出決定後、赤木は同期の翠星チークダンスの木佐に相談したといい「『過去にやった実績ある強いネタやった方がいいよ』と言われたんですけど、それを信じずにいきました。優勝の理由は木佐を信じなかったことです。これは書いておいてください」と報道陣に呼びかけて笑わせた。


2人は大阪拠点で活動しており、東京進出の可能性を問われると「いろんな大人と話し合います」と語るにとどめた。きむらは同期のバッテリィズが昨年の大会で2位となってブレイク。東京進出を果たしただけに「刺激はもちろんありますし、たっぷりアドバイスをいただこうかなとおもいます」と話した。


決勝はヤーレンズ、真空ジェシカ、ドンデコルテ、エバース、ヨネダ2000、豪快キャプテン、めぞん、ママタルト、たくろう、敗者復活枠のカナメストーンの10組で争った。審査員は博多大吉、後藤のほか、海原ともこ、柴田英嗣、哲夫、塙宣之、山内健司、中川礼二、駒場孝の9人が務めた。1次ラウンドは審査員が各100点、合計900点満点で採点。上位3組が再びネタ披露し、最多票を得た組が優勝となる。

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