8強敗退の日大藤沢、主将GK橋本友翔が「当たり前ではない」と感謝したこと

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2026年01月05日 01:07  サッカーキング

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試合後の挨拶で涙をこぼす橋本友翔 [写真]=金田慎平
 第104回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が4日に行われ、神村学園(鹿児島)がFW倉中悠駕の4得点を挙げる活躍で、日大藤沢(神奈川)に4−1と勝利。10日に国立競技場で行われる準決勝へと駒を進めた。

 日大藤沢の主将を務めるGK橋本友翔は4失点を喫したものの、好セーブをいくつも見せた。「失点はキーパーの責任」としつつ、「(自身は)得点は決められないので、その分ゴールを守るというのが自分の役割。そういったものをしっかり表現、体現できた」と胸を張った。

 日大藤沢は2025年度を神奈川県リーグで戦い、来年度は高円宮杯U−18プリンスリーグ関東2部への昇格を手にした。橋本は後輩たちに一つ上のステージで戦える環境を残せたことに胸を張り、「県リーグとプリンスでも全然景色が違うと思うので、相手の強度も上がりますし、そういった中でちゃんと1年間通してプリンスリーグ2部ですけど、1部、プレミアとまだまだ上はあるので、上を目指して頑張って、最終的には選手権で全国制覇できるように、後輩たちには頑張ってほしいです」と、高いステージで戦うことで「相手の強度とか速さとか、本当に一回り二回りも速くなる中で、どこまで日常のサッカーができるか」を突き詰めてほしいと願った。

 この試合では終盤、センターバックの入谷友陽が脳震とうの可能性があり、交代となった。「記憶はしっかりしているんですけど、過呼吸気味だったで診てもらおうと」(佐藤輝勝監督)ということで、念のため病院に向かうため、先に会場を離れた。試合後、橋本はユニフォーム姿のまま、救急車に乗った入谷のもとへ向かい、悔しさで涙を流す姿も見せていたが、「みんなに言えることですが、命を削ってまでゴールを守ろうだったり、命を削ってでもゴールを奪おうだったりとか、そういったところは体を張ってできるチームだなと自分は思っているので。僕も入谷も榎本(来輝)も、チーム全員が本当に攻守において体を張って走れて、チームのために何でもできるのは今年の日大藤沢の強みであるので、入谷らしいというか、今年のチームらしいなと思います」と仲間を思いやりつつ、チーム全体の1年間の取り組み、姿勢を誇っている。

「こうやって神奈川会場でこれだけ、チケットが完売になるくらい県民の皆さんも来てもらっていて。これは当たり前ではないですし、今日も神村学園さんを応援の面で言うと圧倒していたと思うので、そういったところは本当に感謝しかないです」と、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuに詰めかけた観客への感謝を述べた橋本。卒業後は東京農業大学に進学し、将来のプロ入りを目標にしているとのことで、「4年間、今日のこの大会の経験も生かしながら、技術や、いろいろな面で成長して、プロになって活躍することが目標ではあるので、目標を達成できるように、大学4年間を頑張りたいです」と今日の黒星を糧に、さらに成長した姿を届けられるように努力していると続け、会場を後にしている。

取材・文=小松春生

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