
夫婦漫才コンビ宮川大助(76)・花子(71)が6日、奈良・生駒市の芸術会館美楽来で「日本昔ばなし」絵本原画展(7〜11日)の取材会に出席した。
同館の名誉館長を務める大助花子夫妻は1990年前後に絵本集「大助・花子の日本昔ばなし」を出版。娘のために大助が文章を考えたものを花子が作画。色は大助が塗った。今回、花子が描いた原画約150点の中から30点余りを9年半ぶりに公開、さらに新作品も描き下ろし展示する。
19年12月に血液のがんの一種「症候性多発性骨髄腫」を公表し、闘病しながら活動を続ける花子を、大助が車いすで押しながら登場。大助は「デジタルの時代で錯誤が激しい。おじいちゃん、おばあちゃんに孫を連れてきてもらって、『こんな服を着てたんや』と話をしてほしい」と、昔話を通して歴史を学びながら、家族のぬくもりを感じて欲しいと願った。
4月9日には結婚して50年の金婚式を迎える。花子は「4月9日で『よろこんで暮らす』。『死ぬまで苦しむ』って言うたらあかん」と笑わせながら、「50年よー持ったなぁ。今朝もマネジャーと電話してるときに大助君ともめた」と、金婚式に何かしようという話でモメたことを明かした。
「今は体調が良い」とは言うものの、「骨が溶けてしまう病気」で体調は一進一退。定期的に抗がん剤治療も行うため、「どうしても体力が落ちるので、予定が立てられない。大がかりにはできない」となんばグランド花月(NGK)での公演などは組みづらいという。
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それでも、大助は「原画を持って車で日本全国回って、いろんな人の話を聞いてみたい」と希望し、「NGKで絵画並べてもらって、漫才とトークショーやるのもええな」と提案。花子も「それいいわ。大助君はアイデアがすごい。でも、漫才やったら緊張する」と笑った。
花子は大助と結婚した際、金婚式を迎えるのが夢だった。大病を患い、「タイムリミットも来ていますから」と覚悟を決めたときもあったが、いよいよ、夢が現実になるときが近づき、「泣きそうになってきた」と心情を吐露した。
一方、大助は「50年の秘訣(ひけつ)はね、『我慢です』」と笑いながら、「50年目に女房と旦那がどんな立場でいてるか。嫁さんは宝物。だから、介護も大変じゃない。宝物が傷ついて、僕が薬を塗ってるだけ」と花子との関係性を表現。
本名の松下孝美と松下美智代の名前を出しながら、「美智代と孝美の生活をやってる。今は仕事はほとんどできてないけど、仲間に助けられながら生きてる。僕たちをフォローしてくれる人、これが50年間で得たものですね」と支えてくれる娘や後輩芸人、関係者らすべての人に感謝の言葉を伝えた。
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