フォード・ラプター軍団が上位独占の応酬。ガスリーがステージウインとともに総合首位へジャンプアップ

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2026年01月07日 00:20  AUTOSPORT web

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ステージ3でトップタイムを刻むとともに総合首位に立ったフォード・レーシングのミッチ・ガスリー(フォード・ラプター) ダカールラリー2026
 中東サウジアラビアで開催されているW2RC世界ラリーレイド選手権の開幕戦『ダカールラリー2026』は1月6日、421kmの計測区間を含むステージ3が実施され、フォード・レーシングのミッチ・ガスリー(フォード・ラプター)がトップタイムをマークし、4輪部門の総合順位でも首位に立った。


■フォード勢がペースアップし上位独占

 3日のプロローグを皮切りに今年も開幕したダカールラリー。今大会は、試走ともいえるプロローグでフォード勢が好走を見せ、開幕以降はミニ、ダチア、トヨタと異なるブランドがステージウインや総合リードを手にする展開となっていた。しかし迎えたステージ3では、これまで中団で鳴りを潜めていたフォード・ラプターが躍動。ステージ中盤では5台のラプターが上位を独占する活躍を見せた。

 そのなかでもトップタイムを争ったのはマティアス・エクストローム、ナニ・ロマ、ガスリーというワークスチームの3人。そこに僚友カルロス・サインツとプライベーターのオーレン・ジポカー・チームで走るマーティン・プロコップが加わり、5台のラプターが揃って好走を披露してみせた。

 序盤から中盤ではエクストロームとロマが先頭を競い、後半からはガスリーがさらなる好ペースを見せる展開となり、2分27秒リードのトップタイムを刻んだ。そして2番手につけたのはプライベーターのプロコップとなり、一方でロマ(6番手タイム)やサインツ(7番手タイム)、エクストローム(9番手タイム)は出走順の管理のためかトップ10圏内でのフィニッシュに落ち着いた。

 2台のフォードに続くステージタイムを刻んだのは、TOYOTA GAZOO Racing SAのガイ・ボッテリル(トヨタ・ハイラックスGR)で、以下4、5番手にはザ・ダチア・サンドライダーズのルーカス・モラエスとクリスティーナ・グティエレス(ともにダチア・サンドライダー)が続いた。

 ステージ3で突如スパートをかけたフォード陣営は、ステージタイムこそワン・ツーのリザルトに落ち着いていたが、総合順位を一挙に塗り替える結果を手にし、ステージトップのガスリーが首位、2番手にプロコップ、3番手にエクストローム、4番手にサインツ、5番手にロマとトップ5を独占した。ガスリーとしてはステージ2終了時点の14番手から一気に首位へとジャンプアップ、ラプターとしては全台が5分以内の差に収まる安定感で上位に並ぶなど、ポテンシャルの高さを見せつけた。

 フォードブランドに続く総合順位につけているのは、ダチアのモラエスとグティエレス。さらに興味深いのは総合8番手につけてみせたセンチュリー・レーシング・ファクトリーチームのマシュー・セラドリ(センチュリーCR7)だ。ステージ3でセラドリは8番手タイムを刻み、センチュリーにとって今大会初のトップ10フィニッシュを収めた形だ。

 ステージ3で3番手タイムとなったボッテリルは、これまでのタイヤトラブルによるタイムロスが影響して総合17番手に位置している。トヨタ勢のなかでステージ3終了時点でもっとも高い順位にいるのは、南アフリカチームのサオード・ヴァリアワ(トヨタ・ハイラックスIMTエボ)。ここまで上位タイムを刻むスピードこそ見せていないが、安定したタイムを刻みながら少しずつポジションを上げてきている。

 前日のステージ2後に総合首位に立っていたナッサー・アル-アティヤ(ダチア・サンドライダー)は、大きなトラブルこそなかったものの、出走順の影響からかタイムはステージ19番手に沈んだ。さらに総合2番手から走り出したTOYOTA GAZOO Racing W2RCのセス・キンテロ(トヨタ・ハイラックスGR)は275kmを過ぎたところでトラブルからか数分間ストップ、総合3番手につけていたX-RAIDミニJCWチームのギヨーム・ド・メビウス(ミニJCWラリー3.0I)は246km地点でメカニカルトラブルに見舞われ、こちらもタイムロスを喫していた。

 結果、アル-アティヤは約11分遅れの総合10番手へのダウン、さらにキンテロは約1時間遅れの総合27番手、ド・メビウスは2時間15分遅れの総合60番手までポジションを下げる形となってしまった。

 しかし、上位争いとしてはトップ20までが30分以内の混戦。各ブランドが交互にスパートをかけはじめたことで、ステージ3本目にして早くもタイムバトルの激しさが増してきた様相だ。

 一方の2輪部門については、モンスターエナジー・ホンダHRCのトーシャ・シャレイナとリッキー・ブラベック(ホンダCRF450)がワン・ツー・フィニッシュ。3番手には昨日のステージウイナーである、レッドブルKTMファクトリーレーシングのダニエル・サンダース(KTM450ラリーファクトリー)が入るタイム結果となった。総合順位ではサンダースが依然として首位をキープ、1分7秒差にブラベック、1分13秒差でシャレイナが続いている。また、KTMで走る注目の若手エドガー・カネットは、ここにきてハイペースのキープが途切れ、ステージタイムは7番手、総合では4番手までダウンしている。

[オートスポーツweb 2026年01月07日]

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