新王者ノリス、2026年のF1スーパーライセンス費用はトップの約1億8700万円に

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2026年01月08日 11:50  AUTOSPORT web

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2025年F1第24戦アブダビGP キャリア初のチャンピオンに輝いたランド・ノリス(マクラーレン)
 F1世界選手権を制覇すると、通常は輝くトロフィー、生涯にわたる自慢の権利、そして歴史に永遠に刻まれる栄誉が伴う。しかしマクラーレンのランド・ノリスには、2025年のドライバーズ選手権のタイトルを獲得したことで、モンテカルロの不動産業者でさえ赤面させるような領収書も付いてきた。

 ノリスは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4年間保持していた王冠を正式に受け継いだ。これはFIAの“最も収益性の高い顧客”の称号である。最も多くポイントを獲得したことで、ノリスは2026年のスーパーライセンスのために102万3658ユーロ(約1億8700万円)を支払うことになる。スーパーライセンスは、ドライバーにとって究極の黄金のチケットで、F1ドライバーたちとレースをする資格があることを証明するものだ。

 すべてのドライバーは、スーパーライセンスを取得するために1万1842ユーロ(約216万円)を支払う必要がある。2026年の唯一のルーキードライバーであるアービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)や、キャデラックからF1に復帰するバルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレスもその対象だ。しかし真の落とし穴はポイントシステムにあり、ドライバーは、前シーズンに獲得したポイント1点につき2392ユーロ(約43万円)を支払う。

 2025年シーズンに400ポイント以上獲得したノリス(423ポイント)、フェルスタッペン(421ポイント)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン/410ポイント)の総額は大きく跳ね上がる。

 それぞれのスーパーライセンスの費用は、少なくとも大半はドライバーが自腹で支払うわけではなく、通常は各チームが負担する。つまりマクラーレンは、ドライバーの銀行口座を圧迫することなく、ノリスの巨額の請求書に対応する。そして重要なのは、この費用は予算制限の対象外であるため、マシンのアップグレードとドライバーの成功税の支払いとの間で選択を迫られることはない。

 それでも、この数字はF1において卓越性がどれほど高くつくかを、実に興味深い形で思い起こさせてくれる。コース上での勝利は栄光とタイトルをもたらすが、同時に最も熟練の会計士でさえ二度見してしまうような請求書も伴うのだ。

 ノリスは2026年シーズンのタイトル防衛に向けて準備するなか、100万ユーロ規模の請求書という点で、ここ数年で初めてフェルスタッペンの独占を破った最初のドライバーとしての重圧がのしかかっている。おそらく高額だが、マシンにカーナンバー1を掲げ続けるために喜んで繰り返し支払うものだろう。

[オートスポーツweb 2026年01月08日]

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