トヨタ・ガズー・レーシングW2RCのヘンク・ラテガン(トヨタ・ハイラックスGR) ダカールラリー2026 中東サウジアラビアで行われている2026年W2RC世界ラリーレイド選手権の開幕戦ダカールラリー2026は1月15日、346kmの計測区間を含むステージ11が実施されたが、ステージ途中でトヨタ・ガズー・レーシングW2RCのヘンク・ラテガン(トヨタ・ハイラックスGR)がメカニカルトラブルで停止し、総合2番手から大きく後退することとなった。
ステージタイムとしてはフォード・レーシングのマティアス・エクストローム(フォード・ラプター)が最速となり、総合順位としてはザ・ダチア・サンドライダーズのナッサー・アル-アティヤ(ダチア・サンドライダー)が首位を堅守している。
3日のプロローグから連日走行が続いているダカールラリー2026。トヨタのエースとして今年もラリーをけん引するひとりとなっていたラテガンだったが、149km地点でメカニカルトラブルにより停止した。1時間40分の中断を経て再度走りだしたが、10kmほど先でふたたび停止してしまい優勝戦線から脱落することとなった。
その結果、総合優勝争いは首位アル-アティヤに次ぐ2番手にフォード・レーシングのナニ・ロマ(フォード・ラプター)が浮上。この日、アル-アティヤより速いステージタイムを刻んだロマは、アル-アティヤとの差を8分40秒差に縮めている。
また、ロマよりも速いタイムでステージ11を駆け抜けたザ・ダチア・サンドライダーズのセバスチャン・ローブ(ダチア・サンドライダー)は、ラテガンの停止により総合3番手に浮上することに。首位アル-アティヤとの差は18分37秒だ。
総合4番手にはこの日最速タイムを刻んだエクストローム、総合5番手には僚友のカルロス・サインツが続いており、大会最終盤に入ってトップ5に残ったのはダチアとフォードのみとなった。総合6番手には、ステージ10でブランド初のステージウインを飾ったセンチュリー・レーシング・ファクトリーチームのマシュー・セラドリ(センチュリーCR7)がつけている。
対して、ラテガンがポジションを失ったことで、トヨタ・ハイラックスの最上位は過去には2輪部門で2度総合優勝を飾ったこともあるトビー・プライス(トヨタ・ガズー・レーシングW2RC/トヨタ・ハイラックスGR)の総合8位。首位との差は56分59秒だ。
一方の2輪部門では、この日はスカイラー・ハウズとエイドリアン・ファン・べベレン(ともにモンスターエナジー・ホンダHRC/ホンダCRF450)がワン・ツー・フィニッシュを決めた。ステージ3番手タイムは、大会序盤に目を見張るスピードを披露していた新星エドガー・カネット(レッドブルKTMファクトリーレーシング/KTM450ラリーファクトリー)が続いた。
総合順位としてはステージ10終了直後にはレッドブルKTMファクトリーレーシングのルチアーノ・ベナビデス(KTM450ラリーファクトリー)がトップとなっていたが、クラッシュしたレッドブルKTMファクトリーレーシングのダニエル・サンダース(KTM450ラリーファクトリー)を救助していたモンスターエナジー・ホンダHRCのリッキー・ブラベック(ホンダCRF450)のタイム救済措置が認められ、のちにタイム改定により順位がスイッチ。ブラベックが56秒リードでステージ11はスタートしていた。
そして、ステージ11の結果では4番手タイムを刻んだベナビデスが総合首位を奪還。ステージ6番手でフィニッシュしたブラベックとの差は23秒と依然僅差だ。15分16秒差の総合3番手にはモンスターエナジー・ホンダHRCのトーシャ・シャレイナ(ホンダCRF450)がつけている。
[オートスポーツweb 2026年01月15日]