
演歌歌手市川由紀乃(50)が19日、都内で、昨年5月発売の「朧(おぼろ)」で「令和7年度藤田まさと賞」を受賞した。24年6月から卵巣がんなどの治療と療養で芸能活動を休止し、「朧」は復帰作。市川にとっては15年度の「命咲かせて」以来、10年ぶり2度目の受賞となった。
市川はあいさつで「2026年を迎えてこのような素晴らしい舞台に立たせていただいて、藤田まさと賞という素晴らしい賞をいただくことができまして本当に胸がいっぱいです」とまずは感謝。
「振り返ると、今から10年前に『命咲かせて』という作品で賞をいただくことができました。それから10年という月日をへました。あれからも歌を歌ってこられたんだという喜びと、またこうしてこの賞をいただけた思いを感じております。この『朧』という作品は私自身の復帰作。(作詞作曲などの)先生方がいろいろな思いを込めて作ってくださいました」と伝え、「がんという病気と向き合いながら、自分の中では何度も『もう歌えないんじゃないか』って諦めかけた時もありました。でも、そんな時に支えてくれたのは、応援してくださるファンの皆さまであったり、音楽の力、先生方の思い、支えてくださるスタッフの皆さま、レコード会社の皆さまの心ある支えがあって、今があると思っています」と涙をこらえながら言葉を続けた。
「これからの歌手人生は、この道を切り開いてくださった先輩方が作ってくださった道を私なりに一生懸命に歩みます。今の思いを歌に重ねてお客さまにお届けできる歌い手になれるように、この藤田まさと賞をきちんと受け止めてこれからの歌手人生を歩んでまいりたいと思います」
作詞した松井五郎氏は「(市川には)大病と闘いながら歌と向き合ってきた日々があった。そういう彼女の気持ちや姿を見ながら詞を書きました。そのフレーズのところどころに、やっぱり生きていく力強さであったり、決意であったり、そういったものを自分なりに書いたつもりです。今回は市川さんに背中を押されながら完成できた。そういったことも思いながら聞いてくださるとありがたいと思います」とあいさつした。
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同賞は、作詞家藤田まさと氏の業績をたたえ、大衆歌謡の発展と日本の歌謡界の繁栄に寄与することを目的に84年に設定。優れた詞であることを最大のポイントに選考している。本年度は31作品が選考対象で満場一致で「朧」が選ばれた。
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