【藤原浩に聞く】新曲「十勝で待ってる女です」トランペットの躍動感が魅力/連載上

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2026年01月21日 05:30  日刊スポーツ

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新曲「十勝で待ってる女です」への思いを語る藤原浩(撮影・中島郁夫)

演歌歌手藤原浩(65)が14日に新曲「十勝で待ってる女です/おんなの忘れ酒」を発売した。戦後歌謡界をけん引し、国民栄誉賞を受賞した作曲家遠藤実氏の最後の内弟子としてデビューしてはや32年。新曲の魅力などを聞いた。3回連載の第1回。【松本久】


     ◇     ◇     ◇


−どんな曲ですか


前作(24年に発売)のカップリング曲「十勝のふたり」に続く、十勝を題材にした2作目の楽曲です。最初は「おんなの忘れ酒」がA面で進行していました。というのは、私は最近「大衆酒場演歌」路線をずっとやっていたので。でも、レコーディングの歌入れが終わった段階で、スタジオにいた10数人みんなが「なんかこっち(十勝で待ってる女です)の方が良くない?」って言い出したんです。あれよあれよという間に入れ替えになりました。ジャケットやポスターデザインも差し替えてもらいました。


−予定していた曲とカップリングが逆転するのは、32年の歌手生活で初めてですか


実は2度目です。94年5月21日発売のデビュー曲「真情」もそうでした。「函館旅情」という曲ができあがって「じゃカップリングをどうしよう?」となりました。最終的に、遠藤先生が昔のアルバムで歌っていて、先生のお兄さまが「稲葉爽秋」というペンネームで作詞した「真情」と発売直前に入れ替えました。


−ところで、今回初めて曲が生まれるシーンに立ち会ったそうですね


はい。普通は曲が出来上がってから聞かせてもらうのですが、作曲の徳久広司先生のところで「その場で詞を見せて曲を作る」と知ったので「それなら行きます」と。これまでは経験したことがありませんでした。


−新曲は「十勝で待ってる女です」のタイトルフレーズが、3番まですべての歌詞の冒頭にある“先制パンチ”とトランペットの躍動感が印象的です


トランペットがイントロにある曲っていうのは自分の歌にもたくさんあるんです。今回も曲のド頭から使いたかったのですが途中からなんですよね。でも最高です。


−36作目ですが、これまでに「酒」をタイトルに付けたシングル曲が5作あります。大衆酒場の世界を歌うのにはこだわりがあるのでしょうか


私は矢沢永吉さんや谷村新司さんが大好きだし、中学の頃はカーペンターズのレコードをいっぱい買っていたぐらいなんです。でも20年ごろ、夏木ゆたかさんがパーソナリティーを務めるラジオ番組に出演したら「藤原くんは大衆酒場の路線をやってるよね。自信を持っていいから」と何回も言ってくださって。番組に行くたびに言っていただいた。それをきっかけにディレクターとも話し合って、「よし、自信を持っていこう」と。それで最近は「酒物」が多いのです。


◆藤原浩(ふじわら・ひろし)1960年(昭35)6月23日、岡山・赤磐市生まれ。23歳の時に遠藤実氏にスカウトされたが家庭の事情で断念。30歳で弟子入りし、3年の内弟子をへて94年に「真情」でデビュー。翌年の松尾芸能賞「歌謡芸能新人賞」など多くの新人賞を受賞した。178センチ。血液型B。

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