
《高市総理を絶対支えます!》
衆議院解散を前日に控えた1月22日の午後9時すぎ、Xでこう意気込んだのは片山さつき財務相(66)。だが、自らを称賛する“切り抜き動画”を添えており、衝撃が広がっている。
片山氏がシェアしたのは、チャンネル登録者数5万人を超える政治系YouTubeチャンネルの動画。片山氏が16日に行った記者会見を紹介する内容で、「【高市内閣最新】片山さつきが優秀すぎる…神レベルの記者会見」と題するタイトルで19日に公開されていた。
片山氏が会見で、「実は国民の皆さまからの意見募集を1月5日に始めたら、1週間で1万2千件きました」と語るシーンから始まる本動画。昨年10月に高市早苗首相(64)が行った所信表明演説の映像も交え、躍動的なBGMとともにナレーションがこう読み上げられていた。
「大変なことが起こりました。国民の声が政治を動かしています。1月16日、片山大臣は強い経済の実現に向けて記者会見を行い、国民の意見募集開始から1週間で1万2千件もの声が寄せられたと明かしました。国民が無駄だと感じる部分を意識することが財政民主主義にとって重要だと述べ、無駄には最善のメリハリをつけていく姿勢を示しています」
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続けて「頼もしすぎる」「日本の未来が明るく感じる」と片山氏を称賛する声も紹介され、片山氏が質疑応答で高市政権が掲げる「責任ある積極財政」をアピールする部分などがクローズアップされていた。
23年間財務省で務めたキャリアを持ち、第4次安倍改造内閣で唯一の女性閣僚として地方創生担当相に抜擢された片山氏。高市政権では女性初の財務大臣に就任し、「責任ある積極財政」の旗振り役として期待がかけられている。
だがそのいっぽうで、強い影響力を有する閣僚が自らを讃える切り抜き動画をシェアすることに疑問を抱いた人もいたようだ。
同チャンネルでは《特定の候補者・政党の当選を目的とした内容ではなく、政治への関心を高めることを目的としています》と説明されているが、片山氏の投稿には異論を呈する声が次のように上がっている。
《自画自賛》
《これ、片山がアカウント乗っ取られている説ない?》
《自分が優秀すぎるなんて切り抜き自分のアカウントで貼る大臣とか前代未聞やろ…》
《発言によってはマーケットに影響与える人がYouTubeの切り抜き動画を共有するのは問題じゃないの?》(すべて原文ママ)
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こうした声が上がるのも無理はないだろう。一般的に切り抜き動画とは、元となる動画を一部抜粋し、音声やテロップなどの解説をつけて編集したものを指す。
政治関連の切り抜き動画は’19年ごろから急増しており、SNSでの拡散が目立った’24年の衆院選や兵庫県知事選などでは、選挙結果に影響を与える可能性や動画の収益化なども問題視された。現在は一定のルールのもと切り抜き動画を許容している政党が多いが、自民党では昨年2月に選挙でSNSを使った動画再生数稼ぎをめぐる議論も実施していた。
「片山氏の会見を支持するかどうかは個人の自由ですが、片山氏を称賛する切り抜き動画を同氏自らXで共有したことは迂闊に映ってしまったようです。まして高市氏が食料品消費税の“2年間ゼロ”を検討することを掲げたことで、長期金利が上昇するなど市場が不安定な状態に。片山氏は20日のダボス会議で赤字国債に頼らないなどと発信したことから、市場の動揺は落ち着いたとアピールしていましたが……。
16日の会見は自民党の公式YouTubeチャンネルでは公開されていなかったので、会見内容を紹介したかったのかもしれません。ですが一部メディアのYouTubeチャンネルではノーカット版を公開していましたし、財務省の公式サイトでも質疑応答の概要文書が公表されていました。片山氏本人がSNSアカウントを運用しているのかは不明ですが、政治家が国民に向けて共有するコンテンツは精査する必要があるのではないでしょうか」(WEBメディア記者)
財務大臣という重要ポストについているだけに、Xの投稿ひとつにも大きな関心が集まりやすいのかもしれない。
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