ドゥラドーレス(撮影:下野雄規) 今週からは「中山・京都・小倉」の3場開催。
重賞は土曜日に牝馬ハンデ重賞GIII小倉牝馬ステークス(GIII・小倉・芝2000m)。日曜日にGIIプロキオンステークス(GII・京都・ダート1800m)と、アメリカジョッキークラブカップ(GII・中山・芝2200m)が行われる。
過去10年データを使って狙いを探るこのコーナー。今週はAJCCをピックアップ。いつものように過去10年データから馬券のヒントを見つけていこう。
1.揃って消えることはない上位3頭?
まずは人気上位の成績から。
過去10年、1番人気馬は昨年ダノンデサイルが勝って3勝目。成績は[3-3-0-4]。22年、23年、24年は馬券圏外になっていたが、全体的にみれば決して悪くない成績だ。
一方、2番人気馬は[2-1-0-7]。3番人気馬は[2-2-3-3]。上位で馬券圏内成績が良いのは3番人気馬といえる。ちなみに、この上位人気3頭が揃って馬券圏内から消えることは過去10年ない。軸馬は上位3頭から選ぶのが正攻法といえるだろう。
2.人気薄馬の激走はある?
上位人気勢も成績いいが、4〜7番人気馬もまずまずの好走傾向にある。
過去10年での馬券圏内30頭中、1〜3番人気馬はのべ合計16頭が圏内。対して4〜7番人気馬は合計12頭が圏内に入っている。上位人気サイドと中位人気サイドをバランス良く組み合わせて馬券を構成するべきだろう。
一方、8番人気以降、いわゆる人気薄勢から馬券になっているのはわずか2頭。18年3着マイネルミラノ(8番人気)、22年2着マイネルファンロン(11番人気)くらい。つまりこれまでの10年間で、「9番人気」「10番人気」「12番人気以降」は1頭も馬券に絡んでいない。人気薄馬には過度の期待はできないかも…。
3.トリッキーなコースでリピーター登場?
トリッキーといわれる中山芝2200mのコース。
中山芝2200mを舞台に行われる重賞というのはこのAJCCと、秋に行われるオールカマー、そして3歳のセントライト記念の3つ。これらはすべてGII戦である。
同じコースでよく好走していたウインキートスのような馬もいるが、AJCC単独で連続して馬券になっているのは20年・21年で3着になっているラストドラフトと、22年3着・24年2着ボッケリーニがいるくらい。連勝というタイプは過去10年ではいない。それでも昨年2着のマテンロウレオ、前走オールカマー2着のドゥラドーレスなどは注意したい。
あとはこのコース得意な騎手もいる。GIIの中山芝2200m戦3つ、昨年のAJCC(ダノンデサイル)・セントライト記念(ミュージアムマイル)・オールカマー(レガレイラ)をすべて制しているのは戸崎圭騎手。併せてルメール騎手も得意にしているコース。今年もこの2人は外せないということか…。
4.枠順・展開の注意点は?
過去10年、枠順に関してはほぼ有利不利がないといっていい。1〜8枠まですべての枠から勝馬が出ており、2・3着馬含めてもほぼフラットといえる枠順成績だ。全体を見ると、わずかに1枠・3枠・5枠がやや少ないくらい。
あとは展開。過去10年で逃げた馬で馬券圏内キープしたのは18年マイネルミラノの3着がある程度。逃げ馬の成績はあまり芳しくない。
一方、レース中最速上がりを出していた馬は例年好成績を残している。最速上がりを出していたのはのべ13頭。そのうち10頭が馬券圏内になっている。先行・中団に位置して、良馬場で34秒台の上がりを使えるタイプは押さえておいたほうが良いだろう。