『私のすべて』© 2024 L.F.P. - LES FILMS PELLÉAS / FRANCE 3 CINÉMAヴェネチア国際映画祭で3冠を達成し、横浜フランス映画祭2025で好評を博した話題作『私のすべて』(英題:My Everything)が2月13日(金)より公開決定。場面写真とともに予告編と、監督からのコメント動画が解禁された。
パリ郊外に暮らすシングルマザーのモナは発達に遅れのある30歳過ぎの息子ジョエルをずっとひとりで育ててきた。モナはショッピングモールのビューティ・サロンで、ジョエルは障がい者のための職業作業所で働いている。
互いを支え合い、いたわりながら暮らしてきた2人。そんなある日、モナは、ジョエルと同じ施設で働くオセアンが彼の子を妊娠したと聞かされる。
2人の関係を何も知らなかったモナは動揺し、母子の絆も揺らぎはじめるーー。
横浜フランス映画祭2025にて『My Everything』のタイトルで上映され好評を博した本作は、日本での劇場公開も記憶に新しい『犬の裁判』で共同脚本を務めたフランスの新星・アンヌ=ソフィー・バイイの長編監督デビュー作。
プレミア上映されたヴェネチア国際映画祭ではオーサーズ・アンダー40賞最優秀監督賞含む3冠を受賞。『落下の解剖学』などを手掛け、気鋭監督を次々と生み出してきたプロデューサーのダヴィド・ティオンが新たに見出した才能だ。
人生を息子に捧げてきたヒロインの心と体の解放にエールを送り、彼らの新たな人生のはじまりのときを祝福する本作。
突然の子離れに直面し、動揺する母モナを演じたのは、世界的人気を誇るTVシリーズ「エージェント物語」の”ノエミ”役でブレイクしたフランスの人気俳優、ロール・カラミー。
モナの息子ジョエルには、障がいを持つ俳優としてはじめてセザール賞有望若手男優賞の一次候補に選出されたシャルル・ペッシア・ガレット。
ジョエルの恋人オセアンには、演技未経験ながら施設での即興ワークショップ で見出されたジュリー・フロジェを起用。
撮影現場には障がいを持つ役者のケアを担当する新しいポスト、フランス映画界でただ1人のアクセシビリティ・コーディネーターを登用した。
また、今回コメントを寄せた監督・脚本のアンヌ=ソフィー・バイイは、フランス国立映像音響芸術学院の監督科在学中の2018年から2021年にかけて、ドキュメンタリーとフィクション双方で複数の短編映画を制作。
作品には、集団を演出することへのこだわりや、「ケア」「母性」「親子関係」「継承」といったテーマが色濃く表れている。卒業制作である短編映画『La Ventriere』(2021)は、こうした関心が詰め込まれた作品で、世界40以上の映画祭に選出され、10以上の賞を受賞。
複数の脚本にも共同執筆者として携わっており、レティシア・ドッシュとともに共同脚本を務めた『犬の裁判』(2024)は第77回カンヌ国際映画祭ある視点部門に正式出品、日本でも公開された。
『私のすべて』は2月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、 新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。
(シネマカフェ編集部)