最高裁=東京都千代田区 刑事裁判で勾留中の被告が手錠や腰縄を付けたまま入廷する運用について、最高裁が全国の地裁と高裁に見直しを求める事務連絡を出し、周知したことが27日、関係者への取材で分かった。26日付。被告の人権に配慮し、傍聴人から見えないよう入廷時に外す措置を想定している。
これまでは逃走防止などを理由に、勾留中の被告は裁判官の入廷までは手錠や腰縄を付けられているのが一般的だった。裁判員裁判では予断排除のため裁判員の入廷前に手錠や腰縄を外すが、傍聴人の目には触れていた。
新たな運用では、被告の入廷前に出入り口付近についたてを設置し、裁判官の指示に基づき手錠や腰縄を外すことを検討。退廷時も手錠や腰縄の装着が傍聴人から見えないよう遮る措置を取る。
一方、逃亡などの恐れがあると判断された場合はこれまで通りの運用とする。最高裁が法務省や警察庁と見直しについて協議していた。