24号車BMW MハイブリッドV8(ドリス・ファントール/ロビン・フラインス/シェルドン・ファン・デル・リンデ/レネ・ラスト) 2026年IMSA開幕戦デイトナ24時間 BMWワークスドライバーのシェルドン・ファン・デル・リンデは、チームWRTがIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスのデビュー戦となった『第64回デイトナ24時間レース』で表彰台を獲得したことは、「『我々は来るぞ』と他のすべてのチームへのメッセージ」だと語った。
ファン・デル・リンデ、ドリス・ファントール、ロビン・フラインス、そしてレネ・ラストがチームを組んでフロリダの耐久クラシックに臨んだ24号車BMW MハイブリッドV8は、レースで優勝した7号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)、31号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・ウェーレン)に次ぐ総合3位につけた。
ウェザーテック選手権の開幕戦は、ヴァンサン・ボッセ率いるチームが、昨年までBMWのプロトタイプ・プログラムを運営していたレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(BMW MチームRLL)からファクトリーGTPプログラムを引き継いで初めて担当するレースとなった。
RLLから、すでにWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスでBMWのLMDhプログラムを運営していたWRTへの移行にともない、チームはオフシーズン中にノースカロライナ州カナポリスに新しいアメリカでの拠点を設立している。
ファン・デル・リンデはデイトナでのチームの努力を高く評価し、木曜日の予選では期待外れの結果となりGTPフィールドの最後尾に終わったものの、チームはそこから好転したと説明した。
「予選の後、僕たちはとても落ち込んでいた」とファン・デル・リンデはSportscar365に語った。「コンマ9秒遅れていて、それがこのクルマのペースだと思っていたためだ」
「レースに向けていくつか大きな変更と、まったく新しいコンセプトを導入した。それがうまくいったようだ。予選ですべてをまとめ上げたとは思えないが、チームを本当に誇りに思う」
「彼らがわずか4カ月でここまでやってのけたことは、本当に素晴らしいと思うよ。WECのチームを移してきたわけではなく、80%が新しいメンバーで構成されていることを考えればなおさらだ」
「ここで走っているのは、まるで真新しいチームのような気分だが、すでにチームメンバーが一体となって取り組んでいる様子は、見ていて本当に素晴らしい」
「これは他のすべてのチームへのメッセージだ。『僕たちは来ている』とね」
ファン・デル・リンデは、BMW MチームWRTがGTP初参戦を果たした際のパフォーマンスの高さを称賛し、チームRLLが指揮を執った最終シーズンを振り返ったとき、この点が改善点だったと指摘した。
「昨年はそれが欠けていた部分であり、今年は改善していきたいと思っている」と彼は語った。「2025年はマシンのペースは充分だったと思うが、レースではうまく機能しなかった場面が多かった」
「そこがもっとも改善できた点だろう。タイヤの違反でドライブスルーペナルティを受けただけだ。しかし明らかに、それは学習プロセスだ」
「メンバー全員がまだ未熟と言える。時間が掛かるだろう。すべてが完璧だとは思っていなかった。レース中は皆それぞれに問題を抱えていたと思う。でも、今はとても満足している」
チーム代表のヴォッセも、WRTによる初のGTP表彰台獲得に満足し、「これ以上ない結果だ」とレース後に語った。
「IMSAでの初レース、そして新しいプログラムでのレースとしては、チーム全員、BMWの全員にとって素晴らしい成果だと言えるだろう」とSportscar365に語った同氏。
「舞台裏では非常にハードな仕事があったが、最終的にはかなりの達成感があった」
「適切な戦略、適切な燃料、そして適切なタイミングで適切なタイヤを使う必要がある。トップ3が成し遂げたことはまさにこれだと思う。まさにチームに必要なことだ」
「ここ数カ月の間、私たちのチームは素晴らしい仕事をしてきた。彼らには褒賞が必要で、3位表彰台は素晴らしご褒美のひとつだ」
[オートスポーツweb 2026年01月28日]