雨のF1バルセロナテスト初日に登場し、最終日に5日間の日程を通しての最速タイムを記録したルイス・ハミルトン ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は2026年型F1マシンですでに良い感触を得ており、F1バルセロナテスト最終日に5日間の日程を通しての最速タイムを記録。この新規定モデルが、ハミルトンのドライビングスタイルにより合致する可能性を示唆する最初の重要なヒントとなっている。
昨季までのグラウンドエフェクト世代のマシンで大きな課題に直面した7度のワールドチャンピオンは、今季最初のテスト最終日に145周を走行、フェラーリとして延べ3日間の周回数は合計約440周にも及んだ。
従来のマシンでは、異なるドライビングスタイルやブレーキング、そして自身の感覚に対し違和感を抱えたままのコーナー進入のアプローチが必要となり、自身の強みとはならなかった。
しかし、バルセロナで行われたフェラーリのプレシーズン初テストで好成績を収めた後、ハミルトンはすでに新しいマシンの特性に「魅了されている」と宣言した。
「この世代のマシンは、実際にドライブが以前より少し楽しくなった。オーバーステアでキビキビとしていてスライドもする。操舵も以前より楽になったから、間違いなく『より楽しい』と言えるだろう」とハミルトン。
ハミルトンがマシンの特性について前向きな姿勢を見せているのは、フェラーリが2026年シーズンに向けて、1年前よりも良い状態にあると感じているからだ。
しかし、最終的なラップタイムのランキングは好調だったものの、満足できる状態に達するには、マラネロのチームがもっと多くのパフォーマンスを引き出す必要があることをハミルトンも認めている。
「もちろん、他の皆と同じように改善すべき点は確かにある」と続けるハミルトン。「しかし、テスト後には素晴らしい報告会が行われたし、全員が真剣に取り組んでいる。チーム全員の勝利へのメンタリティが、これまで以上に高まっていると感じている。だから、これはポジティブなことだ」
現状、エンジン開発の観点を中心にメルセデスが優位に立っていると多くの人が考えているにも関わらず、ハミルトンはF1上位陣の競争状況は現時点では明確ではないと考えている。
元チャンピオンにとって重要なのはマシンの速さではなく、シーズン序盤はパフォーマンスが大きく変動する可能性が高いなかで、各チームがどれだけ早くマシンを開発できるかだ。
「僕らは幻想を抱いていない。やるべきことは分かっている。メルセデスも素晴らしい走りを見せていたし、レッドブルとハースも同様に素晴らしい走りを見せていたと思う。だから、まだ自分たちの立ち位置ははっきりとは分からない。でも堅実な初週だったと思うし、ここから大きく前進できるだろう」
「ただし(開幕直後は)大きな飛躍を遂げる必要があるかもしれない。だからこそ開発が鍵となるはずだ。あらゆる可能性を徹底的に追求し、コミュニケーションと意思決定を明確かつ簡潔に行うこと。最高のパフォーマンスを発揮するには、僕たち全員が力を合わせなければならない。さっきも言ったとおり、今季は皆が本当に新しいエネルギーを持って臨んでいるのが分かるし、それは素晴らしいことだ」
[オートスポーツweb 2026年02月04日]