
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月1日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
●アドビが「Animateの販売終了」を撤回
アドビは2月4日、販売終了をアナウンスしていた2Dアニメ制作ソフト「Adobe Animate」について、販売終了を撤回し、メンテナンスモードに移行すると発表した。
Adobe Animateは、直感的な操作で2Dアニメーションを制作できるベクター描画ツール。2005年にAdobeに買収されたMacromediaのFlashから「Adobe Flash Professional」「Adobe Animate」へと名称を変え、25年以上にわたりアニメ制作現場などで使われてきた。
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アドビは当初、テクノロジーの進化に伴うユーザーニーズの変化を理由に廃止を説明していたが、ユーザーコミュニティーから反発が続出したことを受けて方針を転換した。
新たな方針では、全てのユーザーを対象にメンテナンスモードへ移行する。メンテナンスモードでは、アプリケーションのサポートやセキュリティ、バグ修正は継続されるが、新機能の追加は行われなくなる。Adobeのマイク・チャンバーズ氏はXで、今後は製品を終了する場合にコミュニティーと密接に協力し、長期的なアクセスを確保する措置を講じるとしている。
●メモリ高騰を受けRaspberry Piの一部モデルが再値上げ
Raspberry Pi財団は2月2日、メモリ価格の高騰を受け、Raspberry Piの一部モデルを値上げすると発表した。
Raspberry Pi 4および5は、2025年12月にも一度値上げが行われたが、2026年に入り価格上昇が加速。一部の部品コストが前四半期比で2倍以上に上昇したため、さらなる値上げが必要になったとしている。値上げ幅は搭載メモリにより異なり、以下の通りとなる。
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・1GBモデル:変更なし
・2GBモデル:10ドル値上げ
・4GBモデル:15ドル値上げ
・8GBモデル:30ドル値上げ
・16GBモデル:60ドル値上げ
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一方で、LPDDR2メモリを使用するRaspberry Pi ZeroやRaspberry Pi 3および旧製品については数年分の在庫を保有しているため、価格変更はないと予想されている。今回の状況は一時的なものとしており、状況が落ち着き次第、値上げを撤回したい考えだ。
●オープンソースのAI開発環境「Razer AIKit v0.2.0」公開
Razerは1月30日、オープンソースのAI開発環境「Razer AIKit」の最新版となるv0.2.0を公開した。現在はプレビュー版として公開されている。
Razer AIKitは、エンジニアと研究者向けに設計されており、設定不要で簡単にセットアップできるのが特徴だ。クラウドグレードのパフォーマンスをデスクトップで直接実現できるとしている。
最新のv0.2.0では、vLLM Engineが0.14.1にアップグレードされた。さらに、詳細なGPU情報や推論メトリクスを確認できる「Advanced Monitoring Dashboard + Chat」機能や、GPUの優先順位を制御できる「GPU Ordering」が追加されている。
●新IME「Copilot Keyboard」が32bit対応 ショートカット機能も
日本マイクロソフトは2月5日、公式ブログで「Copilot Keyboard」の32bitアプリのサポート改善を明らかにした。
Copilot Keyboardは、2025年10月にβ版が公開されたCopilot連携の日本語入力システム(IME)だ。最新の語彙(ごい)データを搭載し、変換ミスを低減している他、変換候補から単語を検索できる「Copilot Search」や、デスクトップへのキャラクター表示機能を備えている。
これまで32bitアプリ上では、変換の途切れや入力遅延などの動作不安定が見られたが、今回のアップデートでこれらが改善された。また、Ctrl+MやCtrl+Hなどのショートカットキーにも新たに対応している。
●xAIが新画像・動画生成AI「Grok Imagine 1.0」を発表
xAIは2月2日、画像/動画生成AIの最新モデル「Grok Imagine 1.0」を発表した。同社はこれを「これまでにない最大の飛躍」としている。
Grok Imagine 1.0は、テキストプロンプトから画像や動画を生成できるモデルだ。動画は6秒または10秒、解像度は480pまたは720pから選択でき、オーディオ品質も劇的に向上した。プロンプトの追従性も改善されており、生成後にフォローアッププロンプトを追加して修正することも可能だ。
動画のテイストは「Spicy」「Fun」「Normal」の3つのプリセットから選択できる。無料ユーザーも利用可能だが、10秒の動画生成や720pの解像度選択にはサブスクリプションへの加入が必要となる。
●「Microsoft 365 Copilot」の2026年1月アップデート内容が発表される
Microsoftは1月30日、「Microsoft 365 Copilot」の2026年1月アップデートの内容を発表した。「エージェントモード」の拡充やモバイル/音声機能の強化が主なトピックだ。
Word/Excel/PowerPointには「エージェントモード」が搭載された。Copilotが行う変更の理由や過程が可視化され、ユーザーがその場で指示を修正できる。また、音声チャット機能では「メモリ」を参照できるようになり、過去の対話や設定情報を踏まえた回答が可能になった。
その他の主な更新内容は以下の通りだ。
・iOS/Android版Outlookでのハンズフリー音声操作(未読メールの要約、返信作成など)
・Copilot Notebookへのエージェントの「グラウンディング(根拠付け)」対応
・ExcelのCopilotがローカル保存されたブックに対応
・PowerPointの「閲覧のみ」モードでのCopilotチャット利用
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