キャデラックの2026年型マシンのカラーリング
2026シーズン開幕へ向け、ブランド初のグランプリ挑戦を間近に控えるキャデラックF1チーム。CEOを務めるダン・タウリスは、2026シーズンの具体的な目標を据えることを良しとしておらず、ポイント獲得を望むことは「根拠のない気まぐれな目標だ」と語った。それでも、タウリスは“ライバルのマシンをコース上で倒す”ことに集中している。
記者団に対してタウリスは、チームの初期段階における競争力が未知であるがゆえに「ポイント獲得は恣意的な目標」だと認めた。
「まず1年目は、我々がコース上で何台のクルマをパスし、順位をどこまで上げることができるのかを見極めたいと考えている。それが我々が現段階で持っている本当の考えだ」
グリッド上の他のすべてのチームと同様、キャデラックは積極的な開発プログラムを実施しており、タウリスはそれが進歩の鍵になると信じている。しかし、短期的なことに焦点を当てているわけではないことを明確にし、「チームのために長期的な展望を持たなければならない」と話している。
だからこそ、彼は「最初からポイント獲得にこだわるつもりはない。それは恣意的で短期的な思考に過ぎないからだ。我々が目指しているのは、このスポーツで長期的に成功することだ」と結論付けた。
これまでの作業と、バルセロナでのシェイクダウン中にペレスとボッタスが経験した困難を振り返り、タウリスは「まだ疑問に答えられていない点が多く残っている。バーレーンでの2週間のテストで、マシンの状態について多くのことがようやく分かるはずだ」と主張した。
「我々にとってバルセロナは、シェイクダウンとシステムのテストが中心だった。なぜなら、我々が作っているものはすべてが初めてだからだ」
「初めてのステアリングコラム、初めての燃料システムなど、すべての部品が初めてのものなのだ。ですので、我々が焦点を当てたのは信頼性のみだった」
「そしてこれからはパフォーマンス面の分析も始めていくつもりだ。開発のスピードに関わる重要なテストになる」
それでも、タウリスは「(開幕戦の)メルボルンでは空力面から見て遅れをとることになるだろうが、より多くのデータが得られることも事実だ。このマシンの開発はより加速するだろう」と見据えている。
最後にタウリスは自身の目標として「もちろん他のチームと競争することを期待しているが、まずは展開を見守るつもりだ」と付け加えたが、「タイヤ、シャシー、パワーユニットなど多くの変更があり、ドライバーにとっても新たな運転スタイルが要求されるため、答えを見つけなければならない課題がたくさんある」とまとめた。
[オートスポーツweb 2026年02月11日]