中村彩賀さん Instagramより テレビ局に勤務するアナウンサーには、スポーツ選手や芸能人など有名人を親に持つケースが少なくありません。俳優・高橋英樹さんの娘である元フジテレビの高橋真麻さんや、元サッカー日本代表・永島昭浩さんを父に持つ元フジテレビの永島優美さんなどが有名です。
◆放送界を彩る「2世」の実力派たち
現在も、親が有名人のアナウンサーは各局に在籍しており、フジテレビの藤井弘輝アナは、父がシンガーソングライターの藤井フミヤさんとして知られています。
ほかにも、元プロ野球選手の田淵幸一さんを父に持つフジテレビの田淵裕章アナや、元プロ野球選手の島本講平さんを父に持つテレビ朝日の島本真衣アナ、テレビ朝日の斎藤ちはるアナも、父がアメリカンフットボールの有名選手である斎藤伸明さんです。また、TBSに所属する大人気の田村真子アナも、父親が大物議員の田村憲久氏として知られています。
そんな中で、大物俳優を親に持つ「2世」とも言える女子アナがいることをご存じでしょうか。
◆父は野村萬斎、野村彩也子アナの歩み
その1人が、狂言師で俳優としても活躍する野村萬斎さんを父に持つ、TBSの野村彩也子アナです。父・萬斎さんは、映画『陰陽師』での安倍晴明役が伝説的なハマり役となったほか、『のぼうの城』での主演、さらにはNHK大河ドラマや『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』、近年ではTBS系の日曜劇場『アンチヒーロー』で見せた重厚な演技など、枚挙にいとまがないほどの実績を誇ります。その厳格さと気品を兼ね備えた姿は、お茶の間でも広く知られるところです。
野村アナ本人は、慶應義塾大学在学中に「ミス慶應」のグランプリに輝くなど、学生時代からその美貌と聡明さが注目されていました。2020年にTBSに入社すると、当初から「野村萬斎の長女」という話題性だけでなく、確かなアナウンス能力と清楚なルックスで人気を博します。
入社直後から『あさチャン!』『ひるおび』『王様のブランチ』といったTBSの主要番組に次々と起用され、バラエティから情報番組まで幅広くこなす若手のホープとして期待を集めていました。
順風満帆に見えた野村アナでしたが、2023年9月頃から体調不良を理由に休養。2024年4月には、TBSがその理由を「過労」と正式に発表し、大きな注目を集めることとなりました。約1年の療養を経て、2024年より活動を再開。現在は現場に復帰し、各番組やラジオなどの出演を継続しています。本人が運営する公式Instagramでは、定期的に元気な姿を公開しています。
◆斉藤慶子の娘・中村彩賀アナが話題
そして、もう1人の大物俳優を親に持つ女子アナは、CBCテレビ(中部日本放送)に所属する中村彩賀アナです。中村アナは2024年に入社し、2025年1月放送の『週刊さんまとマツコ特大号』(TBS系)にて、女優・斉藤慶子さんの長女であることを公表。大きな話題を呼びました。
母の斉藤さんも『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際、娘がアナウンサーになった経緯について言及されています。斉藤さんは「最初、私が(アナウンサーの仕事を)勧めたんですけど、とても楽しんでやっている」と明かしました。
現在の中村アナは、情報番組『チャント!』への出演や、『サンデードラゴンズ』の第14代アシスタントを務めるなど、同局の期待の若手として着実にキャリアを積んでいます。母の助言をきっかけに道を選び、自らの努力でその場所を掴み取った中村アナ。母譲りの華やかなルックスと真摯な仕事ぶりを武器に、今後さらに全国的な知名度を得る存在になることが期待されています。
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親の七光りという言葉では片付けられないほど、現代のアナウンサーに求められる素養は多岐にわたります。話題性のみならず、確かな実力と独自のキャラクターを確立しつつある「2世」アナウンサーたち。
中村アナや野村アナのように、自身の置かれた環境を力に変え、真摯に仕事に向き合う姿は多くの視聴者の心に届いています。それぞれの個性を武器に、これからどのようなキャリアを築いていくのか。彼女たちのさらなる飛躍から目が離せません。
<文/ゆるま小林>
【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆