「期待に応えられるような結果を出したい」Astemo REAL RACINGからGT500に臨む野村勇斗。多くの先輩たちも認めるスピード

0

2026年02月17日 09:00  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

Astemo REAL RACINGからGT500に臨む野村勇斗
 2026年のスーパーGT開幕に向けて、GT500クラスではすでに2回のメーカーテストが行われるなど準備が進められているが、今季GT500クラスにデビューする3人のドライバーのうちのひとりがAstemo REAL RACINGの野村勇斗だ。セパン、そして岡山とすでに二度のGT500ドライブを果たしているが、新たなステージに向けた意気込みを聞いた。

 野村は2005年愛知県生まれ。鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F/現HRS)のスカラシップを獲得すると、2022年にはフランスF4でランキング7位につけた。2023年に帰国し、FIA-F4に参戦すると、2024年にはチャンピオンを獲得した。

 圧巻だったのは2025年。プロへの登竜門とも言える全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権で序盤戦こそなかなか勝利に届かなかったものの、中盤戦以降はシリーズを圧倒。最多タイとなるシーズン12勝を飾り、最終大会を待たずしてチャンピオンを獲得した。速さはもちろん、レースでも抜群の強さをみせつけてきた。

 さらに、TEAM UPGARAGEから参戦したスーパーGTでは、デビューイヤーにも関わらず、経験が少ない第3戦マレーシアでポールポジションを獲得し初優勝。タイトルこそ成らなかったが、大きなインパクトを残してみせた。そんな活躍もあり、とんとん拍子で全日本スーパーフォーミュラ選手権とGT500にステップアップし、20歳ながら国内トップカテゴリーでの戦いに臨む。

 そんな野村は、他のホンダドライバーたちとともに1月のセパンテストでホンダHRCプレリュードGTをドライブ。2月の岡山メーカーテストでは、Astemo REAL RACINGに合流し初めてのテストをこなした。GT500という車両は野村にとってどんな印象だったのだろうか。

「昨年はGT300クラスで戦っていましたが、GT300との違いがけっこう大きいですね。特に高速コーナーですが、速度域は次元が違うくらいです。『こんなにいけるのか!』と思うくらいでした」と野村はホンダHRCプレリュードGTの印象について語った。

「でも意外とコントロール性が良くて、どこでリヤが出るのかが分かりやすい印象でした。乗りやすいですね。でも、その中でタイムを削っていくとなると難しいな、という印象です。空力が占めるところが大きいので、セットアップのちょっとした変更でも大きく変わったりします」

 今季コンビを組む塚越広大とは、SRS時代に「講師に何度が来ていただきましたが、それほど接点はありませんでした」という関係だが、これまでも塚越は多くのホンダの若手と組んできた。デビューイヤーとして頼もしい存在なのは間違いない。

 迎える2026年に向けて野村は「今年はHRCプレリュードGTの1年目でもありますし、チャンピオンを目指していきたいですね」と意気込みを語った。「チーム創設20周年だということも教えていただきましたし、期待に応えられるような結果を出したいと思っています」と野村。

 HRCのホームページでも記されているように、ホンダの多くの先輩ドライバーたちも認めるスピード、そして2025年に見せつけた強さは今季のGT500クラスで絶対に武器になるはず。スーパーフォーミュラ・ライツを観ていたファンならよく分かるはずだ。今季最注目のルーキーとして挙げておきたい。

[オートスポーツweb 2026年02月17日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定