2026年F1プレシーズンテスト(第2回バーレーン) ジョージ・ラッセル(メルセデス) F1バーレーンテスト2回目が2月18日にスタート、全11チームの21人のドライバーが走行した。気温は先週テストの最終日よりやや低めで最低24度から最高31度の間で推移したが、路面温度は依然として最高44度に達した。この日、トップタイムをマークしたのは、メルセデスのジョージ・ラッセルだった。
バーレーンでのテストは、現地10時から14時(日本時間16時から20時)、ランチタイムをはさんで15時から19時(日本時間21時から25時)に行われる。先週のバーレーンテスト1回目では、最もハード寄りのタイヤコンパウンド3種類のみが使用可能だったが、今週の3日間のテストでは5種類すべてのドライタイヤを使用することができ、各チームは24セットを選択することが認められた。また、前週に最大9周までしか使用していないセットについては、持ち越して使用することも許可された。
18日のテストでは、マックス・フェルスタッペンを除く21人のレースドライバーが走行。レッドブルのみが一日のなかでドライバー交代をせず、アイザック・ハジャーが終日担当した。
トップタイムを記録したのは午後に走行したラッセルで、1分33秒459を記録。ラッセルは周回数でも最多の76周を走っている。2番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、ラッセルにわずか0.010秒差で続いた。ふたりは先週テストでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がマークした最速タイム1分33秒669を上回った。3番手は午前セッションで最速だったシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
この日、いくつかのチームがトラブルに見舞われ、走行時間を失った。午前中にはキャデラックが問題を抱え、走行を開始するのが遅れた。ハジャーは冷却系のトラブルにより午前中には13周しか走れなかったが、午後にコースに復帰し、合計66周を走行している。
アストンマーティンは、フェルナンド・アロンソが担当した午前セッションにパワーユニット関連のトラブルが発生し、走行を切り上げた。午後にランス・ストロールが走り出すことができたが、スピンを喫し、コースオフしてグラベルにスタック。マシンがガレージに戻された後、ストロールは再び走行することができた。
また、プレシーズンテストで順調に周回を重ねてきたフェラーリは、この日初めて本格的なトラブルに見舞われ、ルイス・ハミルトンは約1時間半、走行時間を失うことになった。
この日は最後に新たなスタート手順のテストも行われた。新世代パワーユニットでは発進がより困難になることが懸念されており、そのため、最後のマシンがグリッドに整列してからスタートライトの点灯手順が始まるまでの間に、新たに5秒間を追加する形でテストが行われた。
■メルセデス:トラブルなく走りこみ、トップタイムを記録
午前にアンドレア・キミ・アントネッリ、午後にジョージ・ラッセルが担当し、合計140周以上を走り込み、ラッセルはこの日のトップタイムを記録した。いくつかアップデートを導入したメルセデスは、新パーツが期待どおり機能していると述べている。
●ジョージ・ラッセル(メルセデス)1番手:1分33秒459(C3タイヤ)/76周(午後)●アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)5番手:1分34秒158(C3タイヤ)/69周(午前)
■マクラーレン:最速メルセデスとの差はわずか0.010秒
ランド・ノリスが午前、オスカー・ピアストリが午後を担当し、ピアストリはメルセデスのラッセルとわずか0.010秒差のタイムでこの日の2番手となった。マクラーレンは、ロングランとショートランの両方で様々なパワーユニットのモードとセッティングを試し、実りある一日だったと一日を振り返った。
●オスカー・ピアストリ(マクラーレン)2番手:1分33秒469(C3タイヤ)/70周(午後)●ランド・ノリス(マクラーレン)4番手:1分34秒052(C3タイヤ)/54周(午前)
■フェラーリ:トラブルでハミルトンが走行時間を失う
シャルル・ルクレールが午前セッションで最速、総合では3番手となった。午後に担当したルイス・ハミルトンはトラブルに阻まれた。約1時間半にわたり走行中断を余儀なくされ、セッション終盤にコースに復帰したが、周回数は44周にとどまった。
チームは「午後セッションの中盤、チームはSF-26に軽微な問題を確認し、徹底的な点検を行うためにハミルトンをピットへ呼び戻した」と説明している。
●シャルル・ルクレール(フェラーリ)3番手:1分33秒739(C3タイヤ)/70周(午前)●ルイス・ハミルトン(フェラーリ)7番手:1分34秒299(C3タイヤ)/44周(午後)
■レッドブル:ハジャーが終日走行。序盤に問題発生も、午後に挽回
全チーム中唯一、ドライバー交代を行わず、アイザック・ハジャーが一日通して走行した。午前には冷却系統にトラブルが起きたため、13周しか走れず。しかしハジャーは午後にコースに復帰し、合計66周を走り、6番手タイムを記録することができた。
●アイザック・ハジャー(レッドブル)6番手:1分34秒260(C4タイヤ)/66周(終日/午後タイム)
■ウイリアムズ:合計110周で、順調にプログラムを進める
午前にアレクサンダー・アルボン、午後にカルロス・サインツが担当し、合計110周を走行。ウイリアムズは、順調に走行距離を伸ばしていることを喜び、生産的な一日だったとの感想を述べている。
●カルロス・サインツ(ウイリアムズ)8番手:1分35秒113(C4タイヤ)/55周(午後)●アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)11番手:1分35秒690(C3タイヤ)/55周(午前)
■アルピーヌ:ガスリー「挑戦を楽しんでいる」
午前にピエール・ガスリー、午後にフランコ・コラピントが走行。ガスリーは、「この新しいマシンと新レギュレーションを最大限に生かすための新たな工夫を見つけるという点で、理解が深まっている」と述べ、新たな挑戦を楽しんでいると語っている。
●フランコ・コラピント(アルピーヌ)9番手:1分35秒254(C3タイヤ)/60周(午後)●ピエール・ガスリー(アルピーヌ)14番手:1分35秒898(C3タイヤ)/61周(午前)
■アウディ:ボルトレートがトップ10入り
午前にニコ・ヒュルケンベルグ、午後にガブリエル・ボルトレートが走行。ボルトレートは71周を走りこみ、21人中10番手のタイムを記録している。
●ガブリエル・ボルトレート(アウディ)10番手:1分35秒263(C3タイヤ)/71周(午後)●ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)18番手:1分36秒741(C2タイヤ)/49周(午前)
■レーシングブルズ:ルーキーのリンドブラッドが半日で75周を走破
アービッド・リンドブラッドが午前、リアム・ローソンが午後を担当。リンドブラッドは75周を走り、周回数では午前セッションではトップ、総合ではラッセルに次ぐ2番手となった。
●リアム・ローソン(レーシングブルズ)12番手:1分35秒753(C3タイヤ)/61周(午後)●アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)19番手:1分36秒769(C3タイヤ)/75周(午前)
■ハース:トラブルで走行時間をロスも、重要な学びの一日に
午前にエステバン・オコン、午後にオリバー・ベアマンが走行。午後には電気系のトラブルが発生、ベアマンのプログラムが中断されたが、セッション終盤にコースに復帰することができた。ベアマンは、走行時間をロスしたものの、重要な学習ができた一日だったとポジティブな感想を述べている。
●オリバー・ベアマン(ハース)13番手:1分35秒778(C3タイヤ)/42周(午後)●エステバン・オコン(ハース)16番手:1分36秒418(C3タイヤ)/65周(午前)
■アストンマーティン:パワーユニット関連の問題もあり、54周にとどまる
午前セッションにパワーユニット関連のトラブルが発生し、フェルナンド・アロンソは走行を切り上げ、28周の走行にとどまった。午後にランス・ストロールが走り出すことができたが、スピンを喫し、コースオフしてグラベルにスタック。マシンがガレージに戻された後、ストロールはコースに戻ったものの、26周しか走行できなかった。アストンマーティンは、再び十分な距離を稼ぐことができなかったが、チームは「1周ごとに学習し、着実に進歩している」と述べている。
●ランス・ストロール(アストンマーティン)15番手:1分35秒974(C3タイヤ)/26周(午後)●フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)17番手:1分36秒536(C3タイヤ)/28周(午前)
■キャデラック:トラブルで走行開始が遅れる
午前中、チームがセンサー関連の問題への対処を行うことになり、セルジオ・ペレスが走行をスタートしたのはセッション開始から約75分後だった。そのため、午前の周回数は24周で、午後担当のバルテリ・ボッタスも、35周の走行にとどまっている。
●バルテリ・ボッタス(キャデラック)20番手:1分36秒798(C3タイヤ)/35周(午後)●セルジオ・ペレス(キャデラック)21番手:1分38秒191(C2タイヤ)/24周(午前)
[オートスポーツweb 2026年02月19日]