
【動画】映画『名無し』衝撃の特報映像
鬼才・佐藤二朗が映画化を目指して執筆したものの、その過激なテーマと特殊な世界観ゆえにお蔵入り寸前となっていたオリジナル脚本が編集者の目に留まり、永田諒の作画によって漫画化された『名無し』。数奇な運命を背負い“名前のない怪物”と化した男の希望と絶望、そして狂気を描破したサイコバイオレンスは好評を博し、“映像化不可能”の烙印を覆して昨年10月に映画化が決定した。
自ら生み出したキャラクター“名無し”を演じるのは、『爆弾』で冴えない中年男の皮を被った知能犯・スズキタゴサク役を怪演し、日本アカデミー賞をはじめ、さまざまな映画賞を席巻している佐藤二朗。セリフを徹底的に排し、これまでのパブリックイメージを真っ向から覆す“静”の狂気を体現した。
共演には、近年俳優としての評価を高め続ける丸山隆平、タレントの枠を超え、女優・プロデューサー・実業家としても活躍するMEGUMI、そして同じ演劇畑出身の佐藤の熱望に応えて駆けつけた佐々木蔵之介が名を連ねる。さらに、『悪い夏』『嗤う蟲』などで知られる当代屈指の映画職人・城定秀夫監督が、劇中に仕掛けられた謎とタブーに潜む深い闇をえぐり出す。
解禁された特報映像では、佐藤演じる“名無し”の姿が初めて明らかに。無造作に刈られた頭に引き攣った顔。おもむろに掲げた右手には、いったい何が握られているのか? 雑踏の中に現れた異様な姿からは、静かな狂気と圧倒的な恐怖が漂う。
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凶器不在・推定無罪の犯行に、「コイツは幽霊でも妖怪でもない。この男は…」と怒りをにじませる刑事・国枝(佐々木)。少年期の“名無し”に出会い、その右手の謎に気づく警察官の照夫(丸山)。“名無し”と幼い頃から行動を共にする花子(MEGUMI)。さまざまな謎、想い、怒りが交錯するなか、止まることのない“名無し”の凶行に最後まで息をのむ映像となっている。凶器なき不可解な犯行に、日本が震撼する。
さらに、佐藤二朗をはじめ丸山隆平、MEGUMI、佐々木蔵之介のコメントも到着した。
佐藤は「自分が5年くらい前に一人でウジウジ考えてこしらえた物語が、こうやって沢山のスタッフ・キャスト、沢山のプロの手によって形になっていく。本当に毎日充実していて、楽しくワクワクしながらこの1ヵ月弱過ごすことができました。本当にみんなに感謝ですね」と述べ、「自分自身で創り上げた役ですが、半ば放心状態です。放心状態にならざるを得ない役でした」と、すべてを出し切って演じた難役だったことを語った。
幼少の“名無し”を保護し、「山田太郎」と名付ける警察官・照夫を演じた丸山は、「『名無し』というタイトルの中で名前を付けるという重要な役どころを任せて頂いてとても光栄でした。僕の俳優人生の中で貴重な体験・経験をさせて頂き本当に現場と作品に感謝です」としみじみ語り、佐藤の演じた主人公“名無し”(山田太郎)について「太郎はもしかしたら『あなた』なのかもしれないし、身近に救いを求めている人なのかもしれない。身近にいる人と自分自身に向き合うキッカケをくれる作品じゃないかなと思います」とコメントした。
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佐々木は「佐藤二朗さんが5年近く温めてきた作品だということで、そんな作品にご指名を受けて出演させて頂けたことは本当に嬉しいです」と述べ、“名無し”については、「怪物ですね。でもそれは彼の孤独がそうさせた、そうさせてしまったものなのかな…。そんな怪物だと思います」と語った。
それぞれのキャストから語られる“名無し”の姿。果たして“名無し”とは何者か? 残忍な犯行の裏に隠された壮絶な過去、右手に宿した能力の謎は深まるばかりだ。
映画『名無し』は、5月22日より全国公開。

