北海道 春の訪れはもうすぐ! 今年の夏も暑くなりそう 最新の長期予報が発表

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2026年02月25日 13:26  日本気象協会

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日本気象協会

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昨日24日、札幌管区気象台から最新の3か月予報と暖候期予報が発表されました。3月〜8月にかけて気温は平年より高く経過し、降水量はほぼ平年並みの見込みです。雪解けも順調に進み、桜の開花も早まりそうです。また今年の夏も厳しい暑さが予想されています。春の訪れは早くなりそうですが、同時に早めの暑さ対策などを考えておくとよさそうです。

雪解けが順調に進む3月 融雪災害には要注意

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3月は平年と同様に、日本海側では曇りや雪または雨の日が多くなるでしょう。オホーツク海側や太平洋側は晴れる日が多くなりそうです。降水量はほぼ平年並みの見込みです。気温は平年並みか高くなるでしょう。

今月21日〜23日頃、北海道付近には4月下旬から5月上旬並みの暖かい空気が流れ込んだ影響で雪解けが一気に進みました。本日25日正午時点で、旭川は49センチ、札幌72センチ、倶知安105センチなど道北や道央圏を中心に50〜100センチ程度の積雪が残っていますが、平年と比べると少ない地点がほとんどとなりました。このあとも雪解けは順調に進んでいきます。平年の根雪の終日は、札幌で4月2日、旭川で4月7日ですが、平年よりも早まり3月中に積雪が無くなるかもしれません。

ただ雪解けが急ピッチに進んでいくことが予想されるため、なだれや屋根からの落雪、道路の冠水などには十分な注意が必要です。

桜の開花が進む4月 ゴールデンウイーク前半に見頃を迎える所もありそう

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4月の道内は、数日の周期で天気が変わり、太平洋側では平年と同様に晴れる日が多くなる見込みです。気温は平年より高くなるでしょう。

北海道では3月以降の気温が桜の開花に影響を与えているとされており、桜の開花も平年より早くなりそうです。札幌の平年の桜の開花日は5月1日ですが、昨年は開花が4月23日、満開が4月27日など、ここ5年は開花だけでなく満開も4月中に観測されており、ゴールデンウイークの前半に見頃を迎える年が増えてきています。
お花見の計画も早めに立てておくのがよさそうです。

気温差の大きい5月 服装選びに気を付けて

5月の北海道も、天気は数日で変わり、気温は平年並みか高くなるでしょう。

5月は気温差の大きい月となります。道内でシーズン初めて最高気温が30℃以上の真夏日となるのは例年だと5月25日頃です。特に南西風が流れ込んだ際にオホーツク海側では風下側となり、フェーン現象で気温が上がりやすくなります。2019年5月26日は佐呂間で39.5℃を観測し、道内における年間を通しての歴代1位の最高気温となりました。
一方で、例年では6月上旬まで道内で最低気温が0℃未満の冬日となる所があります。昨年の例を見ても、5月16日に北見で最高気温30.3℃と道内でシーズン初めて真夏日を観測しましたが、その5日後の5月21日には、陸別で最低気温が-0.6℃と冬日の地点が現れています。

気温差が大きい環境にさらされると、自律神経のバランスも乱れやすくなります。疲れやすくなったり、頭痛などが起きる場合もあるため、服装選びには注意して下さい。

今年も厳しい暑さに! 暑さ対策は早めに進めて

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6月〜8月の北海道は、平年よりも気温は高く、降水量はほぼ平年並みの見込みです。

昨年の猛暑をもたらした原因の一つとされる、ラニーニャ現象時に近い海面水温分布はこの先解消に向かう予想で、この夏はエルニーニョ現象の海面水温分布に変わっていく傾向です。エルニーニョ現象が発生している時の夏の北日本は、気温が平年並みか低くなる傾向がみられ、例年と同様であれば今年の夏はここ数年と比べると暑さは弱まると考えられます。

しかし今年の夏は、典型的なエルニーニョ現象の時とは異なり、フィリピン付近の海面水温が高く、積乱雲の発生が多くなる見込みです。これにより太平洋高気圧の北への張り出しが強まり、偏西風が平年よりやや北を流れることで、北海道付近は暖かい空気に覆われやすくなります。このため、エルニーニョ現象が予想されるにも関わらず、暑い夏になりそうです。
近年で同じような海面水温の分布になった2023年は、6月〜8月の平均気温は統計史上2番目の高さとなったため、暑さへの対策は早め早めに行うようにしましょう。

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