マルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)/2026MotoGP第1戦タイGP 2月27日、2026年MotoGP第1戦タイGPの初日セッションがチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスのプラクティスではマルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)がトップタイムを記録した。
ロードレース世界選手権の2026年シーズンが開幕した。例年通り11チーム22名のライダーが参戦しているが、フェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がトレーニング中の怪我により欠場。ミケーレ・ピロが代役で出場している。
天候は晴れ、気温31度、路面温度39度というコンディションで始まった45分のフリー走行1回目。序盤は、ベゼッチが1分29秒346でトップに立ち、2番手が1分29秒534のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、3番手は1分29秒551のホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が続いた。
タイヤコンパウンドの選択は、フロントがソフトとミディアムに分かれ、リヤは全車がミディアムを装着している。
開始10分過ぎには、3番手のマルティンが12コーナーで転倒。自力でマシンを起こしてピットへ戻った。ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)は1分29秒678で4番手、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は1分29秒873で7番手につけ、アプリリア、ドゥカティ、KTMといった欧州勢が上位を占めた。
ホンダ勢はジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が1分30秒337で11番手につけ、14番手まで4台が並んでいる。ヤマハ勢の首位はファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)で、1分30秒470の16番手だった。
一度ほとんどのライダーがピットに入り、2度目の走行になってもタイムの更新はなく、序盤からポジションはあまり変わらず推移。残り10分を切って始まった3度目のランでは、ディ・ジャンアントニオが2番手と順位変更はないが1分29秒456を15周目に記録。さらに小椋が1分29秒655まで伸ばし、4番手に浮上した。
前年度チャンピオンのマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は1分29秒772で6番手。今年最初のセッションをその位置で終えた。日本メーカーの最上位は、ホンダがルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)の10番手、ヤマハがアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)の13番手だった。セッション後のスタート練習では、クアルタラロのマシンのリヤタイヤから白煙が上がる場面も見られ、V4エンジンの制御面にも課題をうかがわせた。
予選Q2への直接進出が決まる午後のプラクティスは気温31度、路面温度38度で行われた。セッション開始前は小雨が降ったものの、ドライコンディションでスタート。序盤から上位陣が1分29秒台に入れ、ベゼッチは1分29秒192でトップに立つ。開始12分が過ぎるとそれをディ・ジャンアントニオが1分29秒191をマークし、わずか1000分の1秒を更新した。
3番手には1分29秒535のアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)、4番手には1分29秒579の小椋が続き、得意とするタイで安定して上位を維持する。セッションが折り返しに近づくと、マリーニが5番手、ミルが6番手へとポジションを上げた。
残り20分を切ると、アコスタが1分29秒304で3番手に浮上。一方で、他のKTMライダーはトップ10圏内に食い込めない状況が続く。その後、マルティンが1分29秒229で3番手タイムを更新。トップのディ・ジャンアントニオは1分29秒010に塗り替えた。さらに、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)も8番手まで順位を上げてきた。
マルク・マルケスは1分29秒521の5番手につけたまま、残り10分へ突入。最後の走行に入っていた7番手の小椋は7コーナーでスリップダウンを喫してアタックを中止。残り3分を切り最後のアタックが始まると、ベゼッチが1分28秒526を叩き出して首位を奪取、マルク・マルケスが1分28秒947までタイムを伸ばして2番手に浮上した。
これにより、ディ・ジャンアントニオが3番手に後退。アコスタは1分29秒010で4番手に浮上、5番手はマルティン、6番手はアレックス・マルケス、7番手はミル、8番手はブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)と続く。小椋は9番手に残ることができ、10番手のザルコまでが予選Q2進出を決めた。
[オートスポーツweb 2026年02月27日]