
「ワールド・ベースボール・クラシック2026(WBC)」連覇に向けて、3月6日に台湾(チャイニーズ・タイペイ)との初戦に臨む野球日本代表「侍ジャパン」。まずは1次ラウンド「東京プール」を2位以内で勝ちぬことが必須条件だがーー。
大谷翔平投手(31、ロサンゼルス・ドジャース)をはじめ、日本人メジャーリーガー8人が参加する(サンディエゴ・パドレスの松井裕樹投手30、はコンディション不良で辞退)、史上最強とも呼び声が高い侍ジャパン。が、本来なら投手リーダーとして選ばれるはずだったダルビッシュ有(39、パドレス)の姿はない。
2025年10月に渡米後3度目となる右肘の手術を受けたダルビッシュは、2026年シーズン中の復帰もままならない状態だけに侍ジャパン選考からも外れる。そこで井端弘和監督(50)が用意したのが「アドバイザー」のポストだった。
日米通算204勝をあげた実績と、WBC過去2大会で優勝に貢献した経験、そして何より「ピッチクロック」「ピッチコム」の新ルールが適用された今大会において、MLBで対応済みのダルビッシュは何よりも心強い存在になっただろう。
強化合宿を終えると早々に帰国
ところが2月23日に宮崎県での強化合宿が終了すると、大谷らメジャー組の合流を待たずに早々に帰国。1次ラウンドでもアドバイザーとして帯同するかと思われたが、残念ながらダルビッシュ抜きで戦うことになる。
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チームを離れた理由だが、3月5日に公開された『Netflix』公式YouTubeチャンネルの動画内で彼自身が明かしている。WBC2026を独占放映するNerflixでフィールドレポーターを務める、北海道日本ハムファイターズ時代のチームメイト・糸井嘉男氏(44)とのインタビュー動画に出演。
糸井氏からもやはり、強化試合や1次ラウンドを戦う東京行きを問われてーー、
「いや、行かないです。(2月)24日に1度、アメリカに戻ってですね。まあ、向こうに5人子どもがいますし。妻も、家族を見ている状態なので、1度自分が戻ってやらなければいけない仕事をやった上で、(アメリカから)東京ラウンドを遠くからじゃないですけど、見て。で、マイアミにみんなが来た時に、また見にいけたらなと思っています」
侍ジャパンを離れた理由はズバリ、アメリカに残してきた“子ども”。妻の山本聖子(45)との間に生まれた4人、そして彼女の連れ子と会わせて5人の子どもを持つダルビッシュ。特に第5子の4男は3歳と、まだまだ手のかかる年頃だ。
そんな育児に奮闘する妻の手助けをするため、夫として父親として育児や家事をすべく帰国。4男が誕生した2022年8月にも「パターニティ・リスト(父親リスト)」入りし、産休制度の利用によって一時的に戦線を離れている。
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ダルから1次ラウンドのアドバイス
メジャーでは仕事よりも家族優先する制度も整えられており、妻子を大切にするダルビッシュならば尚更、指導しやすい合宿を終えたタイミングで一時的にチームを離れることを選んだわけだ。次に合流するのは1次ラウンド突破後、3月14日から行われる準々決勝、決勝トーナメントの舞台であるマイアミのローンデポ・パークだ。
そして1次ラウンドを勝ち抜くため、ナインには次のアドバイスを授けていったダルビッシュ。
「選手たちも、なんとなくマイアミに行くつもりでいる選手も多いと思うので、それはちょっと言いましたけども、やっぱり“一つ一つの国に対して準備をまずしっかりした上でちゃんと倒しに行く、という気持ちを持っていく”っていうことだ一番大事だと思いました」
やはり危惧しているのが、NPB投手が慣れないピッチクロックとピッチコムで、それを機に「足元を救われないよう」と気を引き締めたようだ。
ぜひともダルビッシュも、シャンパンファイトに加わる姿が見たい。
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