ブラジャーが合わない!→採寸だけじゃ解決しない。元下着販売員に聞いたサイズ選びのポイント<漫画>

0

2026年03月06日 16:10  女子SPA!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

女子SPA!

写真
 元下着販売員であり、現在は“下着の魔法使い”としてSNSなどで下着の知識を発信しているちーちょろすさん(@chiichoros)。自身初の著書『悪いのはスタイルじゃなくて 下着でした 〜一生モノの下着の教科書〜』(KADOKAWA)では、ブラの正しい選び方や、よくある誤解について解説しています。

 実は、数字だけを信じて選んだ結果、「カップが浮いてしまう」「ワイヤーがあたって痛い」といった違和感を抱えている女性は少なくないのだそう。間違ったサイズのブラジャーを着け続けていると、胸の位置や形も変わってくることも。

 では、ブラジャーを正しく選ぶために、大切なことは何なのでしょうか。今回は本書から3話を紹介。ちーちょろすさんに、フィッティングやサイズ選びのポイント、ブラジャーのワイヤーの型による違いや、ショーツのサイズ選びなどについて聞きました。

※本記事は全3回のうちの2本目です

◆正しいサイズは数字だけでは決まらない

――ブラジャーを正しく選ぶためには、何が大切なのでしょうか。

ちーちょろすさん(以下、ちーちょろす):アンダーバスト(胸のすぐ下の部分の周囲)と、トップバスト(胸の一番高い位置の周囲)を採寸して、その差が何cmかでカップ数を選んで購入される方も多いのですが、フィッティングをしなければ正しいサイズはわかりません。

フィッティングとは、採寸や試着をしながら骨格や胸の形に合う最適なブラジャーを見つけるための下着販売店のサービスです。

――なぜ、採寸だけでは正しいサイズが分からないのですか?

ちーちょろす:理由はいくつかあるのですが、まずもともと間違ったサイズのブラジャーを着けられていると、採寸が正確にできないという問題があります。

多くの方が最適なサイズよりも小さいカップのブラジャーを着けていらっしゃるので、胸の位置が下に下がってしまうんです。胸が下がると、トップサイズは実際よりも小さく出てしまいます。たとえば、Gカップ以上だと重みで下がりやすくなってしまいますから、本当はHカップなのに、採寸では何度測ってもEカップだというケースは珍しくありません。

◆意外に知られていない、ワイヤーの形

――フィッティングの際には、採寸以外に何を意識するといいのでしょうか。

ちーちょろす:販売員は、「バージスライン」を重視しています。バージスラインとは、バストの輪郭の下側の曲線の部分です。このバージスラインと、ブラジャーのワイヤーのラインを合わせることが大切です。ここが合っていないとカップが余ったり、痛みを感じやすくなってしまいます。

――他にも、ブラジャーを選ぶポイントはありますか?

ちーちょろす:ワイヤーの型を意識してみていただきたいです。実は、大きく分けてワイヤーには、U字型とL字型があるんです。

U字ワイヤーは、バストに沿ってU字型にワイヤーが入っており、左右のカップの間の部分(前中心)にワイヤーがグッと上まで入り込んでいます。一方でL字ワイヤーは、カップの間の部分のワイヤーが低くなっています。

U字ワイヤーよりもL字ワイヤーの方が、ワイヤーの入る位置が低いので痛くなりにくく、日本人の体型には合いやすい傾向があると感じています。ただ、U字ワイヤーの方がデザインが可愛いものが多いために選ぶ方が多いんです。そのため、「ブラのワイヤーが当たって痛い」と感じている方は、ワイヤーの型を意識して選んでいただくといいかもしれません。

――ワイヤーの型にそんな違いがあるんですね。

ちーちょろす:実は、ワイヤーの型によってカップの形も違うんです。U字ワイヤーは、カップがお椀のような形になっているので、カップが深い分パカパカしやすい。一方でL字型は、平皿のようなイメージで左右から包み込みながら谷間を作ってくれるので、カップが浅めになっているため、カップが余りにくくなっています。

ただ、U字型の方が合う方も多いですし、正しいサイズを着用するうちに好みの形が変わる方もいらっしゃいます。

――ブラジャーを選ぶ時に、一番重要なのは何だと思いますか?

ちーちょろす:大切なのは「心地よさ」だと思います。まず「痛くない」ということ。「ちょっと痛いけど、デザインが好きだから」とおっしゃるお客様がいるのですが、下着は毎日肌に直接着けるものですから。着心地が悪くないか、縫い目が当たって痛くないか、肌触りに不快感がないかなど、トータルの快適さで選んでみてください。

◆とりあえずMサイズは、本当に正解?

――ブラジャーだけでなく、ショーツのサイズ選びも大切なのでしょうか。

ちーちょろす:ショーツは、とりあえずMサイズを選ぶ方が多いのですが、実は合っていないケースがあると感じています。大きすぎる分には問題がないのですが、小さいサイズを着用していると、締め付けられるので跡がつきやすくなります。また、ボディラインに段ができるので服を着た時に響きやすくなってしまいます。締め付けが強いと不快感や冷えを感じる方もいます

――ショーツのサイズ選びについて、アドバイスをお願いします。

ちーちょろす:私の肌感覚ではあるのですが、よほど細身の方以外は、一度はLサイズを試していただきたいです。とくに、ヒップの下部分がはみ出てくる感覚がある方はLサイズをおすすめします。私は昔からLサイズをはくようにしているのですが、食い込みにくく、ヒップがしっかり入るのでいいこと尽くしなんです。しかも、MサイズもLサイズも値段は変わりません(笑)。

――太っていると思われたくなくて、Mサイズを選ぶ人も多いのかもしれません。

ちーちょろす:下着屋さんの販売員は、Lサイズだから、アンダーバストが何cmだから太っている、痩せていると単純に決められないとわかっています。少なくとも私が働いてきた現場では、そのように考える販売員はいませんでした。

私自身、ショーツのサイズ選びで何度も失敗してきました。なんとなくMサイズを買ってしまい、いざはいてみると布の面積が小さ過ぎたり、意外と伸びなかったりしてはけないことがありました。そのせいで、ショーツとセットで着られないので結局ブラジャーの方も着けなくなってしまったり。

販売員は、ショーツのサイズ選びまでアドバイスしてくれる人は残念ながら少ないので、ぜひご自身で意識して選んでいただきたいと思います。

<取材・文/都田ミツコ>

【都田ミツコ】
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定