名古屋地裁=名古屋市中区 名古屋市中区のマンションから2023年、貴金属買い取り店主の遺体が見つかった事件で強盗殺人と死体遺棄の罪に問われた知人の内田明日香被告(32)の裁判員裁判の判決で、名古屋地裁は6日、求刑通り無期懲役を言い渡した。入江恭子裁判長は「ホストクラブの遊興費欲しさにSMプレーを装って殺害し、犯行は冷酷で計画性も高い」と非難した。
入江裁判長は、被告が死亡直後に貴金属を換金していたことなどから強盗殺人罪の成立を認めた。検察と弁護側の双方がホストの男性(25)と共謀したと主張した死体遺棄罪は、被告の単独行為と認定。遺体を隠すのを手伝ってもらったとする被告の供述について、ホストが出入りした短い時間ではほぼ不可能だとし、「不自然、不合理で到底信用できない」と判断した。
判決によると、内田被告は23年9月29日、中区新栄のマンション一室で男性店主=当時(42)=を殺害。現金や店にあった指輪など時価計約7400万円相当を奪い、同10月4日までに遺体をクローゼットに隠した。
ホストの男性も死体遺棄罪に問われたが、地裁の別の部は昨年、内田被告の虚偽供述の可能性があるとして無罪を言い渡し、確定している。