▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】
◆弥生賞の注目馬たち
時代の流れと共に、状況は変わる。
分かってはいるものの、この数十年でトレセンを取り巻く環境は大きく変わり、15-15の息遣いから馬を作りレースへと送り出してきた調教師が次から次へと引退を迎える…。
特に関東においては藤澤師に次いで国枝師の引退によって、1つの時代が終わりを告げたようにも思え、本当に寂しく思える先週でした。
そして先週から世界情勢が大きく変わり、イスラエルとアメリカがイランへの攻撃を行い、中東情勢が悪化。競馬の世界で言えば、ドバイ行きを辞め国内に専念する方向に。そして何よりも既にドバイに滞在をしている人や馬が心配ですし、無事に日本に帰国できるのか、気がかりです。
常に戦火を繰り返している中東。詳しくはないのですが、小学生の頃、父の書斎にあった岩波ブックレットで中東における歴史的な背景や難民問題等の本を数冊読んだことがあり、根深すぎる背景や理不尽を強いられながら生きなければならない人々の存在に、気持ちが重くなった記憶があるのですが、何だか、その当時と重なり、今週中は胸がズシーンと…。本当に今後、どうなっていくのでしょうか…。
話しを変えましょう、先週のチューリップ賞に。期待をしていたタイセイボーグが素晴らしい走りを見せての勝利。桜花賞が楽しみとなりましたが、この週中、骨折が判明。軽いのが幸いですが、本当に残念です。
一方、負けはしましたがレース振りに安心というか、ホッとしたのがアランカール。
前半部分のポジショニングがこれまでとは違う内容。この走りならば本番にも繋がるように感じました。
一方、中山で行われた中山記念はインコースでジッとしての戸崎騎手の見事なエスコート振りでレーベンスティールが勝利。
一方、人気を背負ったセイウンハーデスは前走がハナに行っての競馬の中での最内枠が厳しい条件となってしまったように映りました。
さぁ今週は弥生賞です。
朝日杯FS3着馬のアドマイヤクワッズ&東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬パントルナイーフ、共にレベルの高いレースとあって、この2頭の戦いを楽しみにしていましたが、残念ながらパントルナイーフが回避。となると中心はアドマイヤクワッズでしょう。もちろん今回は初のコース初の2000mで4つのコーナーも初めてとはなりますが、スタート&道中の雰囲気からも距離延長は問題ないと感じます。
次いで魅了されるのが東京スポーツ杯2歳S3着のライヒスアドラーと頭数が少ないことがプラスに働くと感じるのがタイダルロック。今回は絞っての買いは必須となりそうなので、あとは枠次第で買い方を考えます。
それでは皆さん、また来週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
(文=細江純子)