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<WBC:日本−韓国>◇1次ラウンドC組◇7日◇東京ドーム
“大谷翔平の衝撃”に国籍は関係なかった。6日の台湾戦、大谷は1回先頭の初球に二塁打を放って勢いづけると、先制のグランドスラムを含めてサイクル安打リーチと圧倒的な活躍ぶりだった。この日の対戦相手でもある韓国の試合前練習中、韓国メディアの方に話を聞こうと三塁側のメディアスペースをうろうろ。私のつたない英語で「オオタニ」の名前を出すと、興奮気味に大谷を評した。
「ひと言でいうとクレイジーです。日本とかアジアとかではなく世界で最も素晴らしいプレーヤー。試合前の打撃練習でもとんでもない打球を飛ばしていて言葉が出ませんでした」
韓国におけるスーパースターと言えばサッカーの英プレミアリーグで得点王も獲得した孫興民だが、現在は米MLSのロサンゼルスFCに移籍。競技は違えど、韓国メディアの記者いわく「個人的には大谷の方が全然上だなと思います」と称賛の手を緩めない。私は海外サッカーが好きで、プレミアリーグで活躍する孫興民の姿は同じアジア人として誇らしかった。きっと同じような感情なのかもしれない。
さらに驚いたのは日本における大谷の広告の多さだという。「東京、大阪、名古屋もどこでもそこら中に大谷の広告がありました。お茶、時計、コンビニなどありとあらゆるところにいて、日本における影響力がすごいなと改めて感じました」と目を丸くしていた。
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大谷はいまや日本やアジアを飛び越えて世界に誇るスーパースターであることに疑いの余地はない。今大会はそんな大谷とNPBの日本人選手、そしてスタッフや監督、コーチがチームメートとして戦える貴重すぎる機会でもある。
井端監督は前日6日、「試合前のルーティン的な物を裏で見てましたけど、その辺はさすがだなと」と徹底した準備力を称賛していた。韓国メディアのうらやましそうな目を見て思う。大谷のプレーは、何より準備やトレーニング、メンタリティーを肌で感じられるだけでも、日本野球界にとってかけがえないものなのだと感じさせられた。【小早川宗一郎】
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