
【フォト集】<第49回日本アカデミー賞>レッドカーペットに豪華俳優陣が集結!
映画『国宝』は、吉田修一の同名小説を、映画『怒り』や『流浪の月』などの李相日監督が映画化。任侠の一門に生まれた喜久雄は抗争で父親を亡くし、上方歌舞伎名門の当主・花井半二郎に引き取られる。歌舞伎の世界に飛び込んだ彼は、未来を約束された御曹司・俊介と出会う。生い立ちも才能も異なる彼らは、ライバルとして芸を磨き、青春を捧げていくが……。
李監督は「長時間お疲れさまでした」と挨拶すると「僕が初めて『フラガール』という映画でこの場に立たせていただいたのですが、その時はお酒も出て、いっぱい食べ物があって、この時間になると酔っ払いが結構いて(笑)。『映画界ってこういう場所なんだな』というのを昨日のことのように思い出しました」と語ると「本当にこの映画は総力戦というか、俳優たちの献身がまずなければ全く成り立たないですし、先ほども述べたように、このスタッフの力というものが本当に隅々まで、スクリーンいっぱいにほとばしっているからこそ、多くの人の心を打つことができたのだと確信しています」とスタッフを労う。
また李監督は「自分には、まだ本当の意味での映画の作り方が分かっていないのですが、『こういったものを作りたい』『何かこうしたい』という衝動だけで走っていることも多いです。ですが、やはりその衝動をスタッフも俳優も皆信じてくれていて、色々な人の信頼があって、監督というものは存在できているのだなと今も感じております」と映画作りはチームワークであることを強調。
さらに李監督は「この映画を吉田さんから託されて、最初に映画にしようと思ったのはもう5年、6年、もしかしたら7年ぐらい前かもしれませんが、とにかく『美しい映画を作りたい』と思っていたんです」と語ると「今まさに酷い状況が多いですが、その“芽”というか“予兆”はすでにその頃にもあって。色々な人間同士の不信や、格差や、信頼というものが人と人との間で色々揺らいでいる。何か色々なトゲが人の心の中に刺さっているような、そうした空気感がありました。だからこそ、美しい映画――その“美しい”というのは、歌舞伎という伝統芸能の舞台の美しさだけではなくて、何か芸に対して、何か人として、どこまでも何かを極めていくという、そうした人間だからこそある美しさを描きたいと思ってこの作品に臨みました」と作品作りのモチベーションになった思いを明かす。
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■優秀監督賞(★は最優秀賞受賞者)
・内田英治(ナイトフラワー)
・大友啓史(宝島)
・塚原あゆ子(ファーストキス 1ST KISS)
・永井聡(爆弾)
★李相日(国宝)

