GAINER TANAX Zが新車投入初日のスーパーGT富士公式テストで速さみせる「2年分の蓄積を経て良いクルマになった」

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2026年03月16日 09:30  AUTOSPORT web

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GAINER TANAX Z(富田竜一郎/大木一輝) 2026スーパーGT富士公式テスト
 3月15日から、静岡県の富士スピードウェイでスタートしたスーパーGTの富士公式テスト。GT300クラスでは、岡山公式テストでは残念ながら車両完成が間に合わず参加できなかったGAINER TANAX Zが、新車のシェイクダウン初日ながらセッション2でいきなりのトップタイムを記録した。ドライバーたちも新たな車両に大きな手ごたえを感じている様子だ。

 スーパーGTで長年GT300クラスの上位を争う存在であるGAINERは、2024年から自社で製作したGTA-GT300規定のニッサン・フェアレディZを投入。初年度の序盤こそその熟成に苦しんできたが、少しずつポテンシャルを上げてきた。

 迎える2026年は、2025年からメンテナンスを担ってきたANEST IWATA RacingがフェアレディZにスイッチすることになり、昨年までの11号車が26号車ANEST IWATA GAINER Zに。11号車は新造されることになったが、完成まで万端を期すべく、岡山公式テストは参加せず。富士公式テストまでにしっかりと間に合わせ、3月15日の走行初日が11号車GAINER TANAX Zにとっての2026年のシェイクダウンとなった。

 基本的にGAINER TANAX Zと26号車ANEST IWATA GAINER Zは同じ設計だが、午前のセッション1でステアリングを握った富田竜一郎は「思っていた以上に違いがありました」と乗った瞬間に違いを感じたという。

「エンジンをかけた瞬間に音が違うんです。走っていてもエンジン音とメカニカルノイズのバランスが26号車と違いました。転がし始めても良い意味で塊感があるというか、反応が早かったりします。これまでの2年分の蓄積を経て、良いクルマになったと思いましたね。2年前は本当に大変だったので(笑)」

 午前の走り出しから順調に走ってきたGAINER TANAX Zは、順調にセッション1、セッション2とも着実に走行を終えたが「チームのみんながこの2年、このクルマを走らせてきて分かった部分や、修正をかけてくれているところがあるからだと思います」と富田は語った。

「2月のGTエントラント協会主催のテストでもすでにそうでしたが、空力が変わっていて車両の特性が昨年までとはぜんぜん違います。公式テストのタイムはあまり参考にならないかもしれませんが、戦闘力はあると思いますし、自分の感覚が間違っていなければ、これまで表彰台争いに追いつきたい……というところから、もうひとつ前にいけると思います」

 一方、GAINER TANAX ZでGT300デビューした大木一輝も「正直、良いです(笑)。2年間のデータもあるので、より良くなるのは当たり前ですが、パッと乗った印象はすごくポジティブです」と笑顔をみせた。

「昨年はミスもあったり、良い場面もあったりしましたが、今年は戦えると思っています。ヨコハマさんを履いている26号車のデータも役に立つ部分もあると思っています」

 GAINERはフェアレディZにスイッチしてから、まだ表彰台、優勝に届いていない。ふたりが目指すのはもちろんひさびさの勝利をチームに届けることだ。福田洋介代表はまずしっかりと初日を走り、タイヤテストまでこなすことができ安堵した表情だったが、それと同時にドライバー同様、戦える感触を得ている様子だった。

[オートスポーツweb 2026年03月16日]

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