
ピン芸日本一を決める「R−1グランプリ2026」決勝が21日行われ、第24代王者に今井らいぱち(38)が輝いた。第1ステージはトンツカタンお抹茶と並んで首位通過。3位通過のドンデコルテ渡辺銀次も加えての最終決戦を制した。過去最多6171人がエントリーする中、11度目の挑戦で悲願達成。賞金500万円などを獲得した。
芸歴15年目、初の決勝の舞台で躍動した。1本目は高校生へ講演を行うスペシャルドリームアドバイザー、2本目はラップ調での絵描き歌の歌い手を完全に演じきって観客は爆笑。審査員の陣内智則は「全体を通して面白かった」と評価した。
優勝直後は紙吹雪の中で両手を合わせ一礼。「まじかー!よかった」と叫び、トロフィーを受け取るとガッツポーズをみせた。「支えてくれた方々が多すぎて」と周囲のサポートに感謝し「ピン芸人まだまだここにありです!できた、できた、優勝できたー!」とネタ中のフレーズも交えて喜び爆発。しかし涙はなく、優勝会見では「泣けなかったんですよね。(明日以降)誰かに『泣けよ』って言われるかも」と不安げに語って笑わせた。
吉本興業のNSC大阪校33期生。2010年から高見雄登とコンビ「ヒガシ逢ウサカ」として活動し、2020年秋に解散。ピン芸人として「オールザッツ漫才2020」で優勝するなど頭角を示し、R−1グランプリでも頂点にたどり着いた。
2年前の春に東京へ拠点を移したが、昨夏に双子が誕生しており、妻は大阪で里帰り出産。家族はその後も残って暮らしており、単身赴任状態だった。今後について話し合う中で「今回決勝にいけなかったら大阪に帰る」と約束。有言実行した。会見では「実は、優勝したら家族がこっちに来て生活するという約束もしていたんです」と“もうひとつの約束”も果たしたことを明かし「東京で一緒に暮らせそうです」と表情を緩ませた。
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芸人名は吉本の先輩、見取り図の盛山晋太郎が名付けた。今井が高校時代に野球部で8番ライトだったことから決まったといい「それにしなかったら、ゆりやんレトリィバァがつけた『今井まいまいまいたろう』になる予定だったので。ギリギリで盛山さんが変えてくれたんです。最近は生活の世話とかもしてくれていたので、恩返しのひとつにはなったかなと。見取り図さんやアインシュタインさんとか、お世話になった先輩たちと一緒に仕事がしたいですね」と見据えた。
祝福の連絡は優勝決定直後の段階で300件ほどきていたという。勝因は家族との生活などもかかった「1年間の逆境」と言い切り「逆境が実を結びました。今は東京で売れたい気持ちしかないです。R−1グランプリで優勝すれば売れるんだぞというところをみせたい」と力を込めた。
決勝のファイナリストには今井のほか、しんや、ドンデコルテ渡辺銀次、ななまがり初瀬、さすらいラビー中田、真輝志、ルシファー吉岡、九条ジョー、トンツカタンお抹茶が進出。6人が初の決勝進出というフレッシュな顔ぶれだった。 MCは南海キャンディーズ山里亮太と、女優の生見愛瑠が務めた。審査員は陣内智則、バカリズム、友近、小籔千豊、マヂカルラブリー野田クリスタル、佐久間一行、ハリウッドザコシショウの7人が務めた。第1ステージは審査員それぞれが100点満点で審査し、合計点の上位3人が最終決戦へ進出。3人の2本目のネタを見たあとに審査員7人が得票して優勝者を決め、今井らいぱちに5票が入って勝負が決まった。
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