大河ドラマ『豊臣兄弟!』トークライブ in 岐阜に登壇した仲野太賀、白石聖 NHKで放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』で豊臣秀長(小一郎)を演じる仲野太賀と、小一郎の幼なじみ・直を演じた白石聖が21日、岐阜県庁1階「ミナモホール」で開催された「大河ドラマ『豊臣兄弟!』トークライブ in 岐阜」に登壇。撮影エピソードや岐阜にまつわる思い出などを語った。
【画像】居合刀を受け取る場面など、トークライブ in 岐阜の模様 本イベントは大河ドラマの放送を契機に、岐阜城や墨俣一夜城など県内ゆかりの地への誘客促進を目的として実施された。会場には抽選倍率80倍を勝ち抜いた観覧者が集結。惜しくも落選した人々も、県庁20階の会議室に設けられたライブビューイング会場でイベントを見守った。白石がサプライズでライブビューイング会場に登場し、観客を喜ばせる一幕もあった。
トークの冒頭では、江崎岐阜県知事から撮影の無事を祈願して、関市で特別に作られた居合刀(いあいとう)が仲野に贈呈された。仲野は刀の重さについて「 いつも撮影で使っているのと違いずしりと重いです」とコメント。また岐阜については「岐阜にいい銭湯があると聞いて、友達とゆっくりしに来たことがあります」と語った。
劇中で美濃で出会う人物についての話題では、渋谷謙人演じる前野長康の登場シーンに触れ、「 兄者(=秀吉/池松壮亮)が蹴飛ばして可哀想でした。寒い季節の一発本番で、兄者のライダーキックの勢いで、カツラが外れたらしいんですが、なんとかごまかせたそうです。甚助(前野瑞樹)はどさくさ紛れにアドリブで川に落とされていたんです」と舞台裏を明かし、笑いを誘った。
蜂須賀正勝を演じる高橋努については「強面に見えますが、とてもチャーミングで現場の空気を和ませてくれる存在です」と語り、豊臣家臣団の雰囲気づくりについても「織田家臣団と違う色を出すため、みんなでアイデア出し合いながら台本以外のこともチャレンジしています」と明かした。
竹中半兵衛を演じる菅田将暉について問われると、「話したいすごいエピソードがあるのですが、放送を楽しみにしてほしい」と意味深にコメントした。
一方、直という人物について仲野は「自分が大変なときにもそばにいて背中を押してくれる、かけがえのない存在でした」と振り返った。
途中から登壇した白石は、ライブビューイング会場にいたことを明かし「九州から来ている方もいらっしゃって、熱量を強く感じました」と笑顔を見せた。イベント前に県庁20階から見た岐阜の景色について仲野は「信長がこの地を手に入れたくなる気持ちがわかる景色でした。お城や出来事があった地点の距離感を感じて、解像度が上がりました。もっと早く来ればよかったと思いました」と語った。
直の退場シーンについて白石は「自分でも『そちらに行ってはいけない』と思いましたが、父(=坂井喜左衛門/大倉孝二)との過去(父が身体を張って幼い直を助けた)を考えると、直らしい行動だったと納得できました」と説明。仲野は「ここから直と共に人生が始まると思った矢先だったので、本当につらい撮影でした。直の亡骸の前で慟哭するシーンは一発撮りで撮影していただきました」と当時の心境を明かした。
白石も「小一郎の慟哭を聞いていると、思わず感情が込み上げてしまいそうで本当に危なかった」と当時の緊張感を回想。白無垢を遺体の上から掛ける演出を当日に知り、「気持ちが高まりすぎてしまい、動いてしまったら台無しになると思ったので、頭の中で楽しい音楽を流しながら必死に感情を抑えていました」と振り返った。
初対面時の印象について仲野は「昔から知ってはいましたが恋仲の役は初めてで少し照れくさかった。でももっと一緒に芝居をしたかった」と語り、白石も「回を重ねるごとに安心感が増していき、直が小一郎に抱く印象そのままの関係でした」と笑顔を見せた。
印象的なシーンとして仲野は「第2話で清須へ来てほしいと頼む場面。後から撮影したのですが、直の表情が本当に素晴らしく、スタッフからも絶賛されていました」と語り、白石は「第4話、雨の境内で小一郎の瞳に炎が宿る場面が強く印象に残っています」と話した。
来場者からの質問コーナーでは、秀吉の直してほしいところを問われた仲野が「山ほどあります。せめて小一郎に一言言ってほしい」と笑いを誘う場面も。もし2人が添い遂げていたらという質問には、白石が「幼なじみなので立場が変わる想像はつかない」と語り、仲野は「尻に敷かれていたかもしれません」と答え、会場は温かな笑いに包まれた。
最後に白石は「撮影はすでに終えていますが、こうして振り返ることができてうれしい。直とともにこれからも作品を見守っていきたい」とコメント。仲野も「今日こうして聖ちゃんと話せて良かった。小一郎にとって直との別れは人生の指針となり、心の支えになっていくと思います」と締めくくった。