
1:『ウィキッド 永遠の約束』(2026年3月6日公開)

2025年に公開された『ウィキッド ふたりの魔女』の続編です。前作でグリンダ(アリアナ・グランデ)と別れて飛び立ったエルファバ(シンシア・エリヴォ)は悪い魔女として人々に憎まれるけれど、実は言葉を奪われた動物たちを解放しようと必死でした。一方、グリンダはマダム・モリブル(ミシェル・ヨー)の策略に巻き込まれ、善い魔女として希望の星になるのですが……。
この2人の間にフィエロ(ジョナサン・ベイリー)が入り込み、三角関係まで展開していく続編。オズの国の秘密、エルファバとグリンダの友情の行方などが美麗なビジュアルの中で展開していきます。ドラマチックな展開、シンシアとアリアナの圧巻の歌唱なども見応え抜群で、スクリーンで見るべきミュージカル映画の良作です。
監督:ジョン・M・チュウ
2:『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』(2026年3月13日公開)

実在した卓球選手のエピソードをベースにした作品で、ティモシー・シャラメが世界チャンピオンを目指すクズ男を大熱演しています。
マーティ(ティモシー・シャラメ)はマシンガントークで靴を売る優秀な販売員でしたが、実は卓球の才能が秀でており、世界チャンピオンを目指しています。イギリスでの世界大会に出るチャンスを得たものの、お金がないからと、なんと勤務している靴屋の金庫からお金を盗んでしまうのです。
卓球の才能はあるけど、性格が超クズなサイテー男をティモシーが熱演しています。他人に迷惑をかけることを1ミリも悪いと思っていない自己中男の極みなのですが、その勢いある行動で相手に考える隙を与えないのがすごい。そして卓球のうまさも超人的です!
ティモシーがアカデミー賞主演男優賞候補になった作品で、彼の演技が一流であることを証明した1作でもあります。ぜひ見ていただきたいです!
監督:ジョシュ・サフディ
3:『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(2026年3月20日公開)

ライアン・ゴズリングが原作に惚れ込んで、主演&プロデュースも担当した話題作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』がいよいよ公開です!
中学で科学を教えていた教師のグレース(ライアン・ゴズリング)のもとに謎めいた女性・ストラット(ザンドラ・ヒュラー)が現れ、太陽系全体に危機が訪れている、地球が危ない、80億人を救うために「あなたが宇宙に飛んで謎を解明してきて」と言われます。「なぜ自分が?」と思う間もなくグレースは強引に宇宙へ飛ばされるのです!
SF映画ですが難しいことはなく、グレースが宇宙で出会ったエイリアンのロッキーと力を合わせて任務を遂行し、なんとか地球に戻ろうとする物語です。宇宙を舞台にしたバディー映画ですね。ライアンのコミカルな芝居とロッキーのかわいさが最高! 映像も没入感があるので、ぜひスクリーンで見てほしい作品です。
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4:『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』(2026年3月27日公開)

田口トモロヲ監督が宮藤官九郎(脚本)とタッグを組んだ音楽映画。峯田和伸、若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀などキャストも豪華。1970年代のパンクロックムーブメントを映像化した作品です。
写真家になる夢を諦めたユーイチ(峯田和伸)はある音楽のミニコミ誌をきっかけにアンダーグラウンドの音楽を知ることに。ミニコミを作っているサチ(吉岡里帆)と知り合い、彼女を通してTOKAGEのボーカル、モモ(若葉竜也)と交流するように。そして彼らのライブやバックステージでの姿を撮影するようになるのです。
1970年代後半、パンクロックブームの中で生まれた数々のバンドをモデルに「東京ロッカーズ」という新しいロックのムーブメントが誕生していく様を描いた本作。田口監督と宮藤官九郎がタッグを組んだ音楽映画『アイデン&ティティ』以来、20年以上ぶりの再タッグで生まれました。現在のインディーズやフェスの先駆けとなった時代の音楽シーンのリアルをぜひ!
監督:田口トモロヲ
5:『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』(2026年3月27日公開)

お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が制作総指揮、原作、脚本を担当した大ヒットアニメ『えんとつ町のプペル』の続編です。今回はラブにフォーカスした作品になっています。
えんとつ町で暮らすルビッチは、友達のプペルが消えてしまい、ずっと彼を待っていました。そんなある日、彼はプペルからもらった大切なブレスレットをネズミに盗まれてしまいます。後を追いかけたルビッチはいつの間にか時を支配する異世界に入り込んでしまい……。
前作ではルビッチとプペルの友情を描いていましたが、今回はルビッチが迷い込んでしまった異世界での冒険を描きます。そこに存在する壊れた時計台。なぜ時を刻まないのか。それは時計技師ガスと人間の姿になった植物の精霊ナギの恋と約束があったからなのです。
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監督:廣田裕介
(文:斎藤 香(映画ガイド))

