映画「国宝」の監督李相日さん(日本芸術院提供) 日本芸術院(野村萬院長)は26日、芸術分野で顕著な業績があった人に贈る2025年度の日本芸術院賞に、映画「国宝」の監督李相日さん(52)ら12人を選んだと発表した。
香川県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」の設計を手掛けた建築家、妹島和世さん(69)と西沢立衛さん(60)は同賞初の連名受賞。妹島さんと西沢さん、文芸評論家の沼野充義さん(71)、演出家の栗山民也さん(73)には恩賜賞も贈る。
授賞式は7月に日本芸術院会館(東京都台東区)で行う予定。受賞者と業績は次の通り。(敬称略)
【恩賜賞・日本芸術院賞】
妹島 和世(せじま・かずよ)建築家。69歳。茨城県出身。香川県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」。
西沢 立衛(にしざわ・りゅうえ)建築家。60歳。東京都出身。妹島氏との連名受賞。
沼野 充義(ぬまの・みつよし)文芸評論家。71歳。東京都出身。「世界文学論」を中心とする現代文芸評論の傑出した業績。
栗山 民也(くりやま・たみや)演出家。73歳。東京都出身。現代演劇を中心とした幅広い活躍。
【日本芸術院賞】
玉川 信一(たまがわ・しんいち)洋画家。72歳。福島県出身。「堕ちる夜」。
松村 公嗣(まつむら・こうじ)日本画家。78歳。奈良県出身。「雪月花」。
中村 伸夫(なかむら・のぶお)書家。71歳。福井県出身。「劉廷芝詩句」。
藤原 新也(ふじわら・しんや)写真家。82歳。福岡県出身。写真集「祈り」。
竹本 千歳太夫(たけもと・ちとせだゆう、本名清水賢治=しみず・けんじ)文楽太夫。66歳。東京都出身。義太夫節の語りを高度な水準で勤め、文楽の発展に寄与した業績。
清元 美寿太夫(きよもと・よしじゅだゆう、本名小柳吉弘=こやなぎ・よしひろ)清元節太夫。83歳。東京都出身。長年にわたる「清元節」の継承・発展に寄与した業績。
池辺 晋一郎(いけべ・しんいちろう)作曲家。82歳。茨城県出身。長年にわたる作曲教授活動、並びに多方面にわたる卓越したリーダーシップ。
李 相日(り・さんいる)映画監督。52歳。新潟県出身。映画「国宝」の優れた芸術的・娯楽的な成果。