中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM) ヤマハ発動機は3月27日、東京モーターサイクルショー2026の会場で『YAMAHA MOTORSPORTS MEDIA CONFERENCE 2026』を開催し、2026年シーズンのファクトリー体制と参戦ライダーを発表した。
その場で大きな注目を集めたのが、長年ヤマハを支えてきた中須賀克行の去就だった。2000年に全日本ロードに本格参戦し、JSB1000クラスでは圧倒的な強さを誇り、13度のタイトルを獲得してきた絶対王者は、2026年シーズン限りで現役を退くことを明らかにした。
長年にわたり国内最高峰クラスの中心に立ち続けてきた中須賀は、近年もトップ争いを繰り広げているが、45歳を迎える節目のシーズンを最後に、自らキャリアに区切りをつける決断を下した。会見では、これまでのキャリアへの思いとともに、最後のシーズンへ向けた覚悟も語られた。
■中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
「ついに、皆さんに引退をお伝えする時がきてしまいました。僕としてはいつか“ライバルたちには勝てない”と思う時があって、それが引退の時になると考えていました。でも、ライダーである限り勝てないと思う時がくるわけがありません。ただ、僕も25年以上、全日本で戦い続け、さまざまな負担が蓄積されているのも事実であり、今年の8月9日に迎える45歳という年齢を一つの区切りとしました」
「今日こうして引退を発表したわけですが、実際はこれからシーズンが開幕するので、正直、引退するという実感はまったくありません。いつもと変わらず、僕をモータースポーツの世界に導いてくれた父、いつもそばで支えてくれる家族、全国のサーキットに足を運び応援してくれるファンの皆さん、スポンサー、そしてヤマハ発動機に、勝利と最高のレースを届けるため全力を尽くします。ぜひ、サーキットでお会いしましょう」
[オートスポーツweb 2026年03月28日]