
東京・歌舞伎座で2日、「四月大歌舞伎」が初日を迎えた。
昼の部「裏表先代萩(うらおもてせんだいはぎ)」は、8代目尾上菊五郎が3役つとめる古典の大作。音羽屋ゆかりの作品で、江戸時代のお家騒動を題材にしたもの。初めて挑むにあたって、菊五郎は「父(=7代目菊五郎)が演じているものを見て、自分もいつか演じてみたいと思っていました」と話している。
物語の発端から大詰めまでを見せる、通し上演で、菊五郎は、大悪人の仁木弾正、主君に忠義を貫く乳人政岡、悪事に手を染める市井の男、三者三様の生き方を演じ「人としてどう生きるか」を考える演目になっているととらえる。
「裏表−」の表の部分を中心に描く「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」では、乳人政岡による「飯(まま)炊き」と呼ばれる名場面がある。「裏表−」には同場面がなかったが、菊五郎は「忠義の心が飯炊きによって浮き立ってくる」として取り入れている。
お家乗っ取りのたくらみが阻まれ、大団円を迎えると、客席からは大きな拍手が寄せられた。
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昼の部はほか「廓三番叟(くるわさんばそう)」。夜の部は「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」「連獅子」「浮かれ心中」。27日まで。
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