
<巨人2−3ヤクルト>◇11日◇東京ドーム
巨人はヤクルトとの接戦を落とし、連勝が2で止まった。
来日初登板のブライアン・マタ投手(26)は立ち上がりに苦しみ1回に2失点。その後は粘投で5回97球6安打2失点で来日初登板を終えた。
打線は3回、高卒7年目の山瀬慎之助捕手(24)がプロ7年目での初本塁打を放った。
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2月、早朝の宮崎・青島海岸で巨人山瀬に遭遇した。春季キャンプ中、健康のためにジョギングをしていたのだが、午前6時前の明け方、まだ薄暗い海岸線の向こうからごっつい男のシルエットが見えた。「おはようございます」。いい汗をかいた顔で、照れたようにあいさつしてくれた。
朝散歩は、師匠が教えてくれた「捕手道」だった。プロ1年目のオフから自主トレをともにする甲斐が、欠かさなかった習慣。捕手は信頼が命。ゆえに朝食会場から気を張るべし。寝癖の1つでもついていたら、相手はどう思うか。私生活から教え込まれた。
今年1月の大分での合同自主トレ。山瀬は1人、朝ぼらけの街中を歩いていた。甲斐は初日、2日目はあえて皆での散歩を日程に組まなかった。「太ってるからです」と山瀬は冗談めかしたが、言われずともベッドから起き上がった。それは宮崎でも、シーズンが始まっても同じだ。
2軍監督時代から指導する阿部監督は、初本塁打後のベンチで満面の笑みで迎えた。「勝ってたらもっとかっこよかったんだけどね。これからまだまだ先長い。チャンスは必ず来る」と目を細める。
「遅かったかな」。プロ7年目での1発は、本人が新人時代に描いた未来通りではない。ただ、激しい捕手争いの中で着実に前に進んでいる。散歩と同じように、一歩ずつ。【阿部健吾】
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