
4月12日、東京都内のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第93回自民党大会で、これまでの“お堅い政治イベント”のイメージを覆すような演出が話題となっている。
高市総理もドラムで“参戦”
会場内には、オリジナルグッズが必ず当たる“じみたんガチャガチャ”や、高市早苗氏がドラムを叩く姿を模したパネルと一緒に写真撮影ができるフォトスポットなど、まるでアミューズメントパークのような仕掛けが登場。来場者の関心を大きく集めた。
「これまでの党大会は、総裁演説や来賓あいさつなどが中心で、厳粛な空気のなかで進行するのが通例でした。しかし今回の大会は、そうした“政治の場”のイメージを意識的に崩すような試みが随所に見られました。特に若年層へのアピールを意識したとみられる演出は、新たな政治コミュニケーションの形ともいえそうです」(政治ジャーナリスト、以下同)
もっとも、その“変化”を手放しで評価する声ばかりではない。X上では、こうした取り組みに対して賛否の声が聞かれる。
《ガチャガチャ、ちゃんとシークレットつくってんのおもろい》
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といった好意的な声がある一方、
《貴重かつ大切な一人ひとりの党費を、役職付きの選ばれた幹部しか恩恵にあずかれないのは問題だと思うが…》
《党費でなにしてんの》
など、問題を指摘する意見も並ぶ。
「多く見られたのは、『税金や党費の使い道として適切なのか』という指摘です。党大会はあくまで政治活動の一環であり、エンタメ化が行きすぎれば“本来の目的を見失っているのではないか” といった指摘が出るのも無理はありません。近年は、政治家や政党が“バズり”を意識した発信によって従来の堅苦しいイメージからの脱却をはかっており、今回の大会もそうした流れの延長線上にあるといえるでしょうが、さすがにやりすぎた印象は否めません」
今回の党大会は2月の衆院選で316議席を獲得し、歴史的圧勝を収めてから初となるとともに、結党70年の節目とも重なる重要な場となった。
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「高市早苗総理は党大会で、《私が目指すのは、国でも地方でも選挙に勝ちつづける強い自民党をつくることだ。国民のみなさまの声を全国でしっかりと受けとめ、必ず成果へと結びつけていきたい》と強調しましたが、今回のような演出とのギャップに違和感を覚えた有権者も少なくなかったようです」
政治に「親しみやすさ」を求める声と、「重み」を求める声。その両立は、簡単なようでいて難しいテーマなのだろう。

