
人手不足を解消するために投入された「助っ人」が、逆に現場のストレスを倍増させてしまうこともある。
「4、5年前の話です」と投稿を寄せた50代女性(医療・福祉・介護)が明かしたのは、当時、人手不足を補うために現場にいた派遣スタッフのエピソードだ。その人は、
「とにかく仕事を教えた通りにやらない、楽な仕事ばかりする人」
だったという。(文:篠原みつき)
リーダーに訴えても「30分以上、彼女に対する思いをおっしゃるだけ」
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その派遣スタッフの仕事ぶりに、現場のスタッフは「皆、イラついていました」と振り返る。当然、リーダーの社員に現状を訴えたが、そこで返ってきたのは残念な反応だった。
「苦情を言っても30分以上、派遣会社と彼女に対する思いをおっしゃるだけで、指導してる姿勢すら感じられませんでした」
現場の窮状を救うべきリーダーが、なぜか「お気持ち表明」に終始してしまったというわけだ。これでは事態が改善するはずもない。
そんな中、派遣の更新時期がやってきた。女性を含めた数人で「更新しないでほしい」と訴えたものの、結局、契約は更新されてしまう。
現場の疲弊を無視された形となった女性は、ついにミーティングの席で「皆の前で彼女の行動がいかに私たち直接雇用のパートに負担になってるかお考えいただきたい」と直談判に踏み切った。
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しかし、リーダーから返ってきたのは改善の約束ではなく、身内への「お叱り」だった。
「その後、リーダーの人から皆の前でそういうことを言うのはと注意されました」
確かに大勢の前で1人を批判するのは良くないが、この場合、指導や注意すらしてくれないリーダーに対する苦情だろう。女性は
「散々パートの私たちよりも派遣を守る姿勢に不信感を抱きました」
と振り返る。現場を回しているパートスタッフからすれば、派遣であろうとなかろうと、サボるスタッフを擁護するリーダーなど、もはや敵にしか見えなかっただろう。
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結局、その派遣スタッフは次の更新満了で去っていったが、女性の怒りは収まらない。
「例え、お金が発生しても派遣を終了してほしかった」
違約金を払ってでも切ってほしいと思うほど、現場の精神的苦痛は限界だったということだ。
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