
卓球女子で24年パリオリンピック(五輪)銅メダルの早田ひな(25=日本生命)が14日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで世界選手権団体戦(ロンドン、4月28〜5月10日)へ向けた合宿に参加した。6連覇中の中国との争いへ「チャンスはなくはない」と55年ぶりの金メダルを見据えた。
現在は超攻撃型のスタイルに着手。パリ五輪準々決勝で負った左腕のケガも「良くなってきた」と徐々に癒えていく中、昨年12月のWTTファイナルズ香港を経て「自分の攻撃はパターン化していた。(28年ロス五輪まで)このまま過ごすのは苦しい」と気付きがあった。
これまでは相手の苦手な返球を軸とした展開も多かったが「両ハンドで攻撃を仕掛けていく。自分の中ではスーパー攻撃型みたいなイメージ」とシフトチェンジ。日ごろから同じ左利きの男子選手の動画を研究するなどして、攻撃の幅を広げてきた。「1つ1つ見つけていく感じでここに来ている。世界選手権が終わったらいろいろな吸収や発見があると思う。ちょっとずつ軸はでき始めている」。日本女子は直近で5大会連続銀メダルだが、打倒中国へ「新しいことにチャレンジしている分楽しみ」と高揚感を口にした。
今大会は張本美和、長崎美柚(みゆう)、橋本帆乃香、面手凜(めんで・りん)とともに出場する。一方で同学年の伊藤美誠、平野美宇は代表選外。2人がそろって不在となるのは、12年ぶりとなる。早田は「2人がいないというのはちょっと寂しさがある。当たり前に代表にいるような選手。そこに私が遅れて入ってきた感じだったので。でもこれも時代の変化かな。私も来年、再来年この場にいるか分からない。それぐらい女子の競争率は高くなっている」と率直な思いと危機感を吐露した。
自身は4大会連続となる舞台。悲願の金へ「5人の中で世界の大舞台を経験している数は、圧倒的に多い。どのタイミングで出されても必ず1点を取る強い気持ちでいきたい。それをプレーだけでなく行動で見せたり、試合中に自分に対して鼓舞をしていく感じだったり。そういうところでチームの雰囲気も高めていけると思う」と覚悟を示した。【藤塚大輔】
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