熊本地震の前震から10年となり、追悼の竹灯籠に火をともして黙とうする人たち=14日午後、熊本県益城町 熊本地震の前震から10年となった14日、災害関連死を含め計45人が亡くなった熊本県益城町の公園で追悼行事が開かれた。土砂降りの雨の中、住民ら約100人が集まり、「熊本地震のことを忘れない」などと書かれた手作りの竹灯籠約650個に火をともして犠牲者の鎮魂を祈った。前震発生時刻の午後9時26分には、黙とうをささげた。
2歳の長女と訪れた大井冬美さん(34)は、地震で西原村の実家が全壊した。「家のがれきを片付けてくれたボランティアに感謝している」と話し、竹灯籠にもメッセージを書いたという。
当時、熊本市に住んでいたという山崎創さん(42)は「あの時の怖さは一生忘れない」と語った。一緒に来た長男(6)を見詰め、「震災の記憶を風化させないことが大切だ」と訴えた。

熊本地震の前震から10年となり、追悼の竹灯籠に火をともす人たち=14日午後、熊本県益城町