(左から)太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、ポールポジションの岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS) 2026スーパーフォーミュラ第3戦オートポリス 4月25日、大分県日田市のオートポリスで全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の予選が行われ、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)が1分25秒866でポールポジションを獲得した。2番手には1分26秒139をマークした太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、3番手には野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)が1分26秒144で続いた。この3名がセッション後の公式記者会見に出席し、予選を振り返るとともに決勝への展望を語った。
■岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)ポールポジション タイム:1分25秒866
⎯⎯予選を通してトップで来て、そのままポールポジションでした。振り返ってコンディションや流れはいかがでしたか。
「もちろん良かったですけど、細かく言うとQ2で少しドライビングミスをしてしまって、タイムを落としていました。ただ結果としてはトップで通過できていたので、逆に言うと『自分がしっかり仕事をできれば、ポールポジションはいけるんだな』と改めて確認できたポイントだったのかなと思います」
「自分自身には少し反省点はありますけど、朝のフリー走行がすごく大事だったと思います。あの時間のなかでいろいろなトライをして、とにかく常にベターな方向に進んでいくことができて、予選でしっかりと合わせ込めた流れは本当に良かったと思います」
⎯⎯Q3で戦うのは初めてだったと思いますが、その点はいかがでしたか。
「初めてだったので、少しチャレンジだなとは思っていました。ただ、このQ1、Q2、Q3というシステムで、間の短い時間の中で車に乗り込んだ状態で次のセッションに行くというのは、今のF1と似たようなフォーマットでもあって、すごくいい経験になったかなと思っています」
⎯⎯ポールポジション賞の使い道は。
「正直、予選まではそんなことは何も考えていなくて。賞金があることは知っていましたけど、田中(洋克)監督から『チームにありがとう』と言われたので、チームのみなさんにシェアしていただきたいなと思っています」
⎯⎯明日の決勝への意気込みを聞かせてください。
「天候がまだ怪しいというか、不安定な状況になるのは見えているので、このあとしっかり切り替えて、いろいろなケースを想定しての準備を入念にして、明日は明日で戦いたいと思います」
■太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)予選2番手 タイム:1分26秒139
⎯⎯Q3方式は初めてでした。
「初めてです。かなりいいと思いましたね。Q2だと失敗したら(順位が)かなり下がるじゃないですか。でもQ3だと失敗しても5番手じゃないですか。だから気持ちよくアタックできますし、見てる方々にもその気持ちは伝わると思います」
「5台しかいないので(画面に)映る時間も多いし、いろいろな意味でいいことも多いと思います。スイッチャーの人たちも『腕が鳴りますね』と言っていて、緊張しながらやってくれていたのではないかなと思いながら走っていました」
⎯⎯Q3の最終コーナーでは少しスライドしたように見えました。最終セクターを振り返ってください。
「盛り上げようと思って(笑)。ただ、(自分が最後だったので画面に)映っているのは確定じゃないですか。だから、『これでアクセルを抜いたらダサいな』と思って踏んでいきました」
「本来だったらちょっと(アクセルを)抜いて、ギリギリ耐えるということをやったかもしれないですけど、最後は『もう行くしかないよな』という感じで。結果としてロスはそんなになかったと思いますし、クラッシュにもつながらなくて良かったです。Q3のこの雰囲気だったから生まれたものだったかなと思います」
⎯⎯セクター2までのアタック内容はどうでしたか。
「大きなロスはなかったです。Q2まではセクター1でタイムを失ったところが大きかったのですけど、(Q3の)セクター1に対してはうまくアジャストできて、赤(全体ベストタイムを示すマゼンタの表示)が点いたと思います」
「それ以外のところも大きなミスはなかったかなと思います。無線の紐が100メートル看板の手前で引っかかって、左を向けなくなって焦った状態で最終コーナーに入ったので、それにはイライラしていましたけど、完璧ではなかったにしてもやり切ったなという感じです」
⎯⎯明日の決勝への意気込みを聞かせてください。
「多分大丈夫だと思います、2番手からでも勝っているので。スタートを決めれば最高ですけど、しっかり着実なレースをしたいなと思っています」
「最低限、いい位置には入れると思うので、勝てたらいいですが、しっかりポイントを重ねたいなと思っています」
■野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)予選3番手 タイム:1分26秒144
⎯⎯Q3ではひとりだけウォームアップを2周取っていました。
「そもそも今日の朝から、そこまで調子が良くなさそうで、タイヤのウォームアップにも岩佐選手と比較すると少し不安がありました。周回をかけないとしっかりタイヤが温まってこないのかなという印象がありました」
「他と同じプロシージャー(手順)で行けそうな感じはあったものの、Q3でそれをやるかと言われると難しかったので、その分かなりセットアップを攻めて、いろいろ変更していったところがあります。思い切ってできました」
⎯⎯野尻選手は久々のQ3だったと思いますが、いかがでしたか。
「Q2からQ3に行くこと自体は、ドライバーにとって特別難しいということもないのかな、という気はします。ただ、太田選手も言っていましたけど、これだけ少ない(台数の)中で思いっきりアタックできるし、Q2までのように周りの車間を気にしたりする制約も少ないので、本当に気持ち良かったですね」
「僕だけプロシージャーが違ったので、いつもよりゆっくり行って、太田選手と同じようにいちばん最後でいい感じに写るかなと思ったら、全然太田選手が出てこなかったので、『なんだよ、まだ出てないのかよ!』と思ってアタックに行ってました」
「長く(レースを)やらせてもらっている自分ですけど、これまでになかったようなQ3だったかなと思います」
⎯⎯明日の決勝への意気込みを聞かせてください。
「天候がどうなるかというところはもちろんあると思いますけど、つねに最善を尽くして、調子も上向いてきていますから、しっかりと戦いたいです」
「前回が不甲斐ない感じで終わってしまったので、明日こそ今シーズンのスタートをしっかり切れるように頑張りたいなと思います」
[オートスポーツweb 2026年04月25日]