ミュージカル『ミス・サイゴン』製作発表会見に登壇した(左から)桐山照史、駒田一、東山義久 (C)ORICON NewS inc. 俳優の駒田一、東山義久、桐山照史(WEST.)が27日、都内で行われたミュージカル『ミス・サイゴン』(10月・11月 東京・東急シアターオーブほか)製作発表記者会見に登壇。1992年の日本初演から出演し続け、通算900回エンジニア役を演じた“ミスター・サイゴン”市村正親の“金言”が、駒田と東山から初出演の桐山へ伝授された。
【集合ショット】圧巻…!総勢52人でメドレーを披露する駒田一&桐山照史ら 駒田は2014年から出演して12年目、東山は2022年に続いて2回目のエンジニア役となる。そんな先輩2人に、今回が初出演となる桐山からエンジニア役を演じるうえで意識すべきことは何かと質問が飛んだ。
東山は「僕は前回やっただけなので生意気なことは何もないんですけど」と謙そんしつつ、1つのエピソードを披露。エンジニアとしては『アメリカン・ドリーム』が「皆さんの前で1人で4分くらい歌わなければいけない」と難しさがあるとし、前回出演時に市村のゲネプロを観てそのあまりのすばらしさに「袖に走って、『めちゃくちゃよかったです!』って話したら、『そうだろ!俺すげえだろ!』って」とカラリと返されたと回顧。
そして「でもな、俺の真似しちゃダメだからな。(東山は)まだ1回もやってないだろ。俺は900回近くやってるんだよ。お前のエンジニアはお前が作ったやつを『アメリカン・ドリーム』でやれ」とのアドバイスもあったと明かした。それから「すごく気持ちが楽になった」と振り返り、「僕もはじめましてのつもりでこの舞台をやるから、また桐山くんとともに、駒田さんとともに新しいエンジニアを「追求していきたい」と意気込んだ。
さらに駒田も10数年前に市村から「コマはコマのエンジニアをやればいいんだよ。俺の真似をしたって俺のが上手いんだよ。でも俺はコマの真似はできない。コマの真似をしたらコマのがうまいに決まってる」と言われ、「まったくそうだなって気が楽になった」と回顧。
またエンジニアについて、「あの時代を生き延びるために人を傷つけても嘘をついても自分がのし上がっていく、アメリカに行くために、っていう綺麗事だけではない男」とも言われ「それをいつも感じている」と明かした駒田。「たくましさを1つ心がけることと、三者三様のエンジニアがいいと思っている。それは多分演出のクリスがちゃんと見て作ってくれると思うので、安心していいと思います」と伝えた。
2人の言葉に、桐山は「本当に気が楽になった部分と、まだお稽古が始まっていないから、自分のエンジニアってどんなんやろっていう、一瞬不安もよぎりました…」と本音ものぞかせつつ、「自分が出せるエンジニア像を出したいなと思いますし、それを楽しみにしてもらえるとうれしいなと思います」と力を込めた。
同作品は、『レ・ミゼラブル』のクリエイティブ・チームが手がける第2弾として製作され、日本では1992年から1年半の帝劇ロングラン以来、通算上演回数1569回を重ねるヒット作。ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、エンジニアの経営するキャバレーで知り合ったベトナム人の少女・キムと米兵・クリスの2人の愛、別離、運命的な再会、キムの子・タムへの究極の愛を歌で表現する。
エンジニア役キャストのほか、キム役の屋比久知奈、清水美依紗、ルミーナ、クリス役の甲斐翔真、小林維、ジョン役のチェ・ウヒョク、金本泰潤、エレン役のエリアンナ、加藤梨里香、トゥイ役の岡シモン、吉田広大、ジジ役の則松亜海、藤森蓮華、ほかアンサンブルキャストが登壇した。