
2026年5月の星空・天文情報です。今月は満月が2回あり、31日には、今年最も地球から遠い満月「マイクロムーン」となります。また、みずがめ座η流星群が極大を迎えます。さらに、月が土星や金星、木星に近づく様子も楽しめそうです。
わかりやすい星の並び「春の大曲線」や「春の大三角」を探してみよう

5月は、春の星座を楽しめる時期です。
北斗七星のひしゃくの柄のカーブをのばした先には、オレンジ色のアークトゥルス(うしかい座)があり、その先には白色のスピカ(おとめ座)が輝きます。この大きなカーブは「春の大曲線」と呼ばれます。また、アークトゥルス、スピカ、デネボラ(しし座)の3つを結んでできる大きな三角形は「春の大三角」です。
この「春の大曲線」や「春の大三角」を目安に、様々な春の星座を見つけてみてはいかがでしょうか。
今月は満月が2回(2日、31日) 「フラワームーン」に「ブルームーン」

今月は満月が2回あります。1回目は2日2時23分に、2回目は31日17時45分に満月を迎えます。
満月には英語圏で様々な呼び名があり、5月は多くの花が咲くシーズンなので、「フラワームーン」と呼ばれます。
また、ひと月に満月が2回ある場合、2回目の満月を「ブルームーン」と呼ぶことがあります。ただ、実際に月が青く見えるわけではありません。
そんな名前を思い浮かべながら、満月を眺めるのも良さそうです。
【参考サイト】
The Old Farmer's Almanac
AstroArts
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31日 今年最も遠い満月「マイクロムーン」

今回の5月31日の満月は、ブルームーンであるだけでなく、「マイクロムーン(月が地球から遠い位置にあるタイミングで起こる満月のこと)」でもあります。
一方、2026年に最も地球に近い位置で起こる満月は12月24日です。5月31日の満月のときの地心距離は約40万6000キロメートルに対して、12月24日のときは約35万7000キロメートルです。
5月31日の満月は、12月24日の満月に比べて視直径(天体の見かけの大きさで、角度で表す)が約12パーセント小さく、面積は約23パーセント狭いです。数字で見ると大きな違いですが、実際の夜空に月を2つ並べて比較することはできないため、夜空の月を眺めただけで大きさや明るさの違いに気づくのは難しいでしょう。
5月31日の東京の月の出は19時6分です。19時以降に月が昇ってくる東の空を眺めてみるとよさそうです。
※地心距離:地球の中心と天体の中心(この場合は月の中心)の間の距離。
6日 みずがめ座η(エータ)流星群が極大 見頃は6日と7日の未明から明け方 ただ、月が明るく条件は悪い

6日、みずがめ座η流星群が極大を迎えます。6日と7日の未明から明け方が見頃となり、東から南東の空に輝くみずがめ座を放射点に、流れ星が見られるかもしれません。
放射点が昇ってから2時間ほどで薄明が始ってしまうので、観察できる時間は短めです。また、満月過ぎの月明りの影響が大きく、今回の流れ星の数は、1時間に5個程度です。
流れ星は、放射点から離れた所でも見られます。月から離れた方向を中心に、できるだけあかりが少なく、空を広く見渡せる場所で観察してみてください。
流れ星の見頃は、ちょうどゴールデンウィークと重なります(6日の未明から明け方)。流れ星に願いを託してみてはいかがでしょうか。
14日の未明から明け方、東の低い空で、細い月と土星が共演

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日の出前、東の空では月と惑星のコラボが楽しめます。
5月14日の未明から明け方、東の低い空で月齢26の細い月と土星が接近します。
ただ、月と土星は、かなり低い位置で共演しますので、観察する際は、できるだけ東側が開けた場所を選んでください。
※14日の東京の日の出は4時37分
19日〜20日 細い月が金星、木星に接近

19日に、三日月が宵の明星と呼ばれる明るい金星に近づきます。
20日には、前日の三日月よりも少しだけ太くなった月が木星に接近します。木星は金星より高い位置に見えます。次回の接近は6月17日。
どちらも肉眼で観察できますので、日の入り後に西の空を眺めてみましょう。
※東京の日の入り:19日は18時42分、20日は18時43分

