
子どもが「これ嫌い」「食べたくない」と食事に手をつけないとき、どう対応していますか? 栄養を考えると食べてほしい。一方で、無理に食べさせるのも違う気がする……。今回のテーマは、子どもの“食わず嫌い”です。
『子どもが食わず嫌いしたらどうする? イヤなら食べなくていいよって言う? 無理にでも食べさせる? 「とりあえずひと口だけ」と減らして食べさせる?』コメントには、さまざまな家庭のルールや体験談が寄せられました。
まずは“ひと口だけ” ダメならまだ早いのかも
まずあったのは、「とりあえずひと口は食べてみよう」と声かけをする意見でした。子どもが勝手に味を思い込んで、食べない場合もあるかもしれません。
『「騙されたと思って1回食べてみ?」と言う』
『小学生以上なら、ひと口食べてみてって言うかな。給食で判明した食わず嫌いが結構あったので』
『はじめて見る、食べるものは1口試してみて、ダメだったら「思っていたのと違った」「少し僕には早い味のように感じる」と言うようにさせている』
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『絶対にひと口は食べさせる。自分がそれで苦労したから』子どもの頃に食べる経験が少なく、大人になって困ったという体験談もありました。面倒だから、かわいそうだからと避け続けると、将来本人が困る可能性も。そう考えると、ひと口の積み重ねは意味をもつのかもしれません。とはいえやはり、“挑戦は促すが、強制はしない”という姿勢が目立ちました。
嫌いなものがあってもいい
一方で、嫌いなら無理に食べなくていいとの意見もありました。
『子どもが少食と偏食で苦労したけれど、無理には食べさせない』
『嫌いなものは食べなくていいと教えている。食わず嫌いも同じ』極端な偏食でなければいい。「ピーマンは好きだけれどパプリカは苦手」程度なら問題ないと考えるママもいます。
『食べないと死ぬわけではないので好きにさせる。うちの子、赤ちゃんの頃にバナナあげるとイヤがって食べなかった。アレルギーの検査したときに、バナナアレルギーがあると判明した。食べないのには理由があったんだと思ったよ』
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工夫しながら向き合う
“食べさせるか、食べさせないか”ではなく、工夫を重ねるというコメントです。
『少しつまんで、食べるよう促す。ダメなら、調味料を少し足したり好きな食べものと合わせてみたり。どうしてもダメなら、「美味しいよ!」と言いながら、親が食べる。「美味しい」は魔法の言葉で、そのときはダメでも大抵はそのうち食べられるようになる』
『切り方や調理方法を変えて挑戦させる。梅干し1個は食べられなくても、梅肉和えや梅煮なら食べられることもある』形状や味つけが変わるだけで食材の印象は大きく変わるでしょう。ニンジンが嫌いなら、すりおろしてハンバーグに入れてもいいかもしれません。苦手なトマトを、カレーに入れて溶かす方法もあります。「これは子どもが嫌いだから」と最初から外すことはせず、食卓に並び続けることで、いつか挑戦する日がくるかもしれません。
大人になれば変わることもある
味覚は成長とともに変化するケースもあります。子どもの頃は苦味や酸味に敏感でも、大人になると美味しく感じられるようになることも。
『子どもの頃食べられなくても、大人になったら食べられるようになる可能性があるから、無理強いはしない』
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『苦手なものでも食べられるなら、とりあえずひと口だけすすめていた。好き嫌い以外でも子どもがイヤなことは強要しない。私も子どもの立場のときイヤだったから』子どもの気持ちに寄り添いながら、小さな挑戦を重ねる。その積み重ねで、成長とともに食べられるようになったという体験も語られています。食わず嫌いへの対応は、家庭ごとの価値観や子どもの個性によって違うのでしょう。
大切なのは、「食べられない子」にするのではなく、食卓を安心できる場所にすることではないでしょうか。叱られる場ではなく、挑戦できる場であること。その積み重ねが、子どもと食の関係をゆっくり育てていくのかもしれませんよ。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・Ponko

