
テレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは4月30日夜の放送で、元大阪地検検事正の北川健太郎被告が元部下の女性検事への準強制性交罪に問われた事件で、被害を訴えている女性が同日、大阪地検に辞表を提出したことをめぐり、コメントした。「自分を守ってくれるはずの組織にも、『セカンドレイプ』ともいわれる冷たい仕打ちを受けた」と、女性が検事を辞職するに至った経緯を念頭に語り、同事件の現状に厳しい視点から持論を投げかけた。
女性は4月30日に大坂地検に辞表を提出した後、記者会見した。女性によると、自身に対する誹謗(ひぼう)中傷などの二次被害があったとして告発した同僚の副検事を告発し、不起訴になったとして、結果を不服とし検察審査会に審査を申し立てた。一方、検察側には第三者委員会の設置などを求めたが応じてもらえず、会見では「復職する道を整えてもらえず、被害もなかったかのように扱われた。生き地獄から解放されたかった」などと、時折、涙ながらに訴えた。裁判は、2024年10月の初公判で被告は起訴内容を認めたが、同年12月の公判で一転、無罪を主張。その後、公判は開かれていない。
番組では女性の記者会見の様子を、これまでの経緯とともに報じた。大越氏はVTRの後、「もし自分が女性の立場だったら、男女を問わずに(今回の問題を)考えてみたいと思う」とした上で、「上司から屈辱的な暴行を受けて、公にしないでくれという頼みを振り切って被害を訴え、相手は初公判で罪を認めるに至りました。ここまででも、(女性には)相当な勇気が必要だったと思うんです」と述べた。
「ところが相手は一転して無罪を主張した上に、自分を守ってくれるはずの組織にも冷たい仕打ち、セカンドレイプとも言われる仕打ちを受けた。しかも、それが法と正義を守るはずの検察庁という組織だったとすれば…」と事件の経緯にあらためて触れ、「女性は戻る場所をなくしました。失意の日々が続く中で、今後の裁判の日程すら決まっていません」と、口にした。
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