妊娠・出産時の出場規定について記者会見する将棋の福間香奈女流五冠=2日、大阪市北区 将棋の福間香奈女流五冠(34)は2日、大阪市で記者会見し、日本将棋連盟の第三者機関が4月末に答申した妊娠・出産する女流棋士のタイトル戦出場規定に関する最終報告を受け、「(今後改定される同連盟の規定は)将棋に打ち込み、子どもが望めるような規定になることを心から願っている」と述べた。
最終報告は、タイトル戦期間中に出産を控えた女流棋士の対局日程の変更など「可能な限りの調整が望まれる」とした上で、調整困難な時は対局者を交代し、出場できなかったタイトル保持者や挑戦者を翌年優遇する案を示した。
規定見直しを要望していた福間女流五冠は全体の方向性を評価しつつ、日程調整が困難な場合はタイトルを手放す点など「幾つか不安が残る」とした。第1子出産の際に体調不良で一部対局が不戦敗になるなどしており、言葉を詰まらせながら「妊娠、出産した自分が経験したことを、また経験される方がいるのではという不安は正直拭えない」と語る場面もあった。