
ライタは相変わらず明るくて賑やかで、楽しいヤツだった。重たい空気まで笑いとばしてくれたような気がして、なんだか気持ちが軽くなった。「トップ校に通ってるイトコがいるって、自慢してるもん俺!」そんなふうにも言ってくれた。
ライタもたまに「キョウスケくんみたいに賢かったら」なんて言われるらしい。ただライタは「俺が息子で嬉しいくせに〜」とか「遺伝って知ってるでしょ?」とかって軽く返しているらしい。本気の言葉じゃないから、冗談で終われるんだろう。
ライタに言われた「親だって人間だしさ」という言葉が、なんとなく俺の心に残っていた。母さんの「理想どおりの息子がほしい」という気持ちは人間としての欲なのかもしれない。だったら俺も「母親から離れたい」という自分の欲に正直に生きよう。
たしかに子どもの頃の俺は、母さんに追い立てられて言われるがままに勉強していたと思う。けれど俺はもう言いなりの子どもじゃない。決して誰かに強制されて頑張っているわけじゃない。
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原案・ママスタ 脚本・motte 作画・マメ美 編集・井伊テレ子

